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自分に合ったカメラを探す

このページを訪れてくださった方は、どのようにして愛用の機材と出会われたのでしょう?

「自分は昔っから〇〇(メーカー)に思い入れがあるから、それ以外は選択肢に入らない」とか「レビューで高評価だったから」あるいは「シャッターが心地良かったから」もしかしたら「この見た目に一発でやられた」なんて方もいるかもしれません。

わたしは買い物をするときのリサーチに(と言ってもネットですが)目茶めちゃ時間をかけてしまいます。比較検討し過ぎて「ポチる」頃には、すべてを解ったと勘違いしたり、目的を達成した錯覚を起こしてしまうんですね。実用道具は使い込んでナンボなんですが、結局そのまま静かに眠る者たちが我が家には沢山います。とは言え最近はだいぶん慎重になりましたし、写真を始めてからはレンズ達を万年床の防湿庫で寝かさないように時々起こしています。

閑話休題、読んでくださっている方は一度はカメラ選びで迷ったり、中には一台目のカメラを検討している真っ最中の方もいらっしゃると思います。いわゆるハイエンドモデルを使ったこともないわたしが、その機能や性能についてはアレコレ言えません。なのでこの話が届いて欲しい人は特に始めて日が浅いひと。「なるほど、まずは気張らずに楽しめば良いんだ」と感じていただければ幸いです。

と、ここまで読んでいただいて恐縮です。ホーム記事でも紹介したように、わたしはおもに風景などのスナップ写真を楽しんでいます。「始めて間がないけど、600mmの超望遠で野鳥を追いかけたいんだ!!」(すんません、わしが換算300mmまでしか持ってへん)とか、「あの日あの時、彼女と訪れた思い出の高原。撮れなかった満点の星空、今こそ星景写真で残そう!」(コッチが星景やってみたいワ)とか、「動く列車を綺麗に撮りたいんだ」(・・・。)を志している方は専門チャンネルまでどうぞ。

冒頭でリサーチに時間をかけてしまうと言いましたが、やはりわたしも最初に気になったのは画素数。
例えば今はFUJIFILM から「GFX100S」というミラーレス中判カメラが出ているのですが、驚く勿れ「1億200万画素」とか何かよく分からない世界に突入してしまいました。が、皆さんがInstagramとかにアップしようと思っているなら絶対に必要ないスペックだと思います。でも「生き物地球紀行」や「地球ドラマチック」的なドキュメンタリーを撮るなら、とても威力を発揮してくれそうですね。
いつかご紹介しますが、わたしが平日によく持ち歩くOLYMPUSの「STYLUS XZ-2」は画素数が先に挙げた最新鋭機種の1/10の1,200万画素ですが、SNSなどでPCのブラウザで鑑賞してもらう範囲なら、十分その目的は果たせています。

手ぶれ補正は重宝すると思いますが、今や少し前のリユース品でも大体装備されているのでここでは余り触れません。大事なのはしっかりとカメラを保持して、感度が許す範囲でシャッタースピードを上げて撮ること。これである程度ブレは防げます。

センサーの小さな「コンデジ」と呼ばれるカメラはどちらかと言えば暗いところが苦手です。ISO感度が実用的に高めで、レンズが明るい(開放F値が小さい)ものを選べことが出来ればベターです。ここが悩みどころですが、性能が良いとどうしてもお値段が張ってしまいます。さっきから手軽にと言っておきながら、最近はカメラの価格が暴騰と言っていいくらいに高くなりましたね。リユース品でも年式の新しい物はまだまだ高値です。ですが目的が写真を楽しむことなら、少し前のモデルでもわたしにとっては十分だと感じています。わたしがネットにあげている画の多くが前前前世代の「コンデジ」で撮ったものです。

わたしはミラーレス一眼も使いますが、持ち歩く時間は「コンデジ」のほうがどうしても長くなります。カメラバックを担いで遠くまで撮りに行く楽しみ方もありますが、日常的に触れていられるものを使い、撮影の機会を増やしていくことが上達に繋がると思います。話していてエライこっ恥ずかしくなってきたので今回はここまでにします。


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