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DV、浮気、借金、離婚

DV、浮気は変わらず繰り返され、私は離婚を現実に考え始めていた。
だけど、まだ1歳の長女、生後数ヶ月の長男を抱え、どうやって生活をすれば良いのか。
帰れる実家はなく、どうやって家を借りたら良いのか。
何もわからない、答えが出ない、幼稚で人生経験もなく、いつでも楽な道を進んできた私には「離婚」がとても苦痛であり障害だった。

離婚に向けて1人で色んなことを考えなければならないのなら、今の苦痛を耐える方が良いんじゃないかとも思った。

それでも離婚しないといけないと思ったのは、私名義の借金がどんどん増えてきたから。
短期間での車の買い替え、キャッシング、Kは車のローンで借金できなくなると、私の名義を使うようになった。

ただ、そこで私は思いついた。
借金を理由に、私と離婚した方がKのためになるしKにとって有利で良いことだと、Kが無知なことを利用して離婚を切り出した。
あくまでもKのための離婚だと。
しかも形だけで良い。
Kは離婚して独身に戻ったとなれば、今まで以上に遊ぶし、家に帰ってくることも減ると思った。

そして私たちは離婚した。
子供2人の戸籍はKの元のまま、親権は私。

私たちが暮らすアパート代などもろもろは義母が出してくれた。
それも、形だけ離婚するけど生活は4人のままと伝えてあったから、義母はKのためなら金銭援助は惜しまなかった。

これで私は殆どの日を子供と3人で過ごせる。
仕事は生命保険会社での営業が決まった。
子供2人は、無認可の託児所に預けることになった。
順調に事が進み、私は心機一転、晴々としていた。

計画が思い通りに行かなかったのは、Kが毎日アパートに来ること。
来るというより住んでいた。
Kの中では本当に「形だけの離婚」で、私が期待していた新しい生活は訪れなかった。
むしろ、浮気するときだけ独身になり、都合のいい時は「嫁のいる旦那」になるというKにとって、これ以上ない生活にになってしまった。

DVも終わらない、浮気も終わらない。
借金は全て私が払わなきゃいけない。
全てに終わりがない。

生活が出来ない。

どこに相談してそうなったのか今となっては覚えていないけど、私は弁護士さんのところに無料相談に行っていた。

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