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京都ティータイム倶楽部のこと。

ティータイムといえば、思い浮かぶのはイギリス…

と、言いたいところですが

私の場合、真っ先に思い浮かべるのは

布団の敷かれた畳の部屋。

10代後半まで喘息を患っていた私は、1か月のうち1週間くらい、布団の中で過ごす生活を送っていました。

発作がひどい間は苦しくてただ寝ていることしかできないのですが、治りかけの最後の2日間くらいは、1日中好きな本を読んで過ごすことができ、実はそれが密かな楽しみでした(このとき、”どんなに辛い中にも、幸せはある。”と、悟る※漢字もソックリですものね)。

その「好きな本」というのが、メアリー・ポピンズ、くまのプーさん、ピーター・パン、不思議の国のアリス…といった、いわゆるイギリス児童文学だったことが、私の「イギリス好き」の原点です。

病みあがりの身体で読み疲れたら、本を閉じて物語の続きを想像します。

すると、目の前の布団が、メアリーポピンズの子供部屋や、プーさんの森や、アリスの不思議の国に早変わり。

本当に「おとぎ話」の中に居るようでした。

そしてイギリスの「おとぎ話」に必ず登場するのが、ティータイム。

そんな「おとぎ話」への興味が、やがて物語の舞台となっているイギリスの土地や、イギリス文化、ティータイムの風習に対する興味へと広がっていき、大人になるにつれ、それらについて書かれたエッセイや実用書を読み漁るようになっていったのです。

そんなわけで、
時が流れ(身体も丈夫になり)、写真と英語の修行のためイギリス留学を決めたのでした。

私にとって「ティータイム」とは
単に、美味しいTeaを楽しむだけでなく
生きる喜びを日々「さりげなく」味わうための大切な時間(Time)。

そして、
ティータイムと本は切っても切り離せない関係なのです。

年齢に応じて感動のポイントが変わる名作たち。

そんな私が、京都の出町桝形商店街にある古書店エルカミノさんとのご縁で(きっかけは店主夫妻のウェディングフォトを撮影したことでした)、一緒に「京都ティータイム倶楽部」を発足することになりました。

エルカミノ店内に「京都ティータイム倶楽部コーナー」を設置し、おすすめの紅茶や、エルカミノが買取したティータイムにぴったりの古書、LPレコードなどを常時、展示販売しています。

京都ティータイム倶楽部コーナー。
陳列品はどんどん循環していきます。
※一部非売品

また、時折り、
生活に「豊かな時間」をもたらすイベントを催します。

♦古書店フォトスタジオ
♦ティータイム・フォトレッスン
♦茶話会イベント
and more♪

ぜひ、今読んでくださっているみなさまにも「京都ティータイム倶楽部」の仲間になっていただけたら嬉しいです。

フォローよろしくお願いします🍀

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