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中学生のころの初めての部活動の話

んにちは! 猿田信司です。

高校の頃の部活動について、
以前お話ししました。

しかし、実は中学生のころも、
部活動をしていました。

ふと、そのことを思い出したので、
今日は私が初めてやった部活のお話です。

中学生になってすぐ

小学生の頃は、部活動がありませんでした。

ですから、私は部活動というのに憧れがありました。

しかし、運動音痴でドンくさい私は、
運動部はイヤでした。


事実、小学生のころからの同級生で、
運動神経抜群の人たちは、
みんな陸上部に入っていました。

みんな、足も速かったし「すごいなぁ」と思いつつ、
私も「何かやりたいな」と思っていました。


中学生になって、同じクラスになったF君。

彼も、何か部活をやりたいらしく、
「見学に行かない?」と誘われました。

何かやりたいと思っていた私は
「いいよ~」と即答。

そこで、最初に訪れたのが卓球部でした。

卓球部

私は、卓球のことも良く知らず、
なんというか「お遊び卓球」しか知りませんでした。

ですが、実際見てみると、
結構スピードがあって、すごい。

一緒に行ったF君が乗り気になっていたので、
「まぁ室内競技だし、そんなにキツくなさそう」と
なんとなくで、私も卓球部に入ることになりました。

卓球のラケット

何にも知らない状態で、卓球部に入った私は、
先輩から「まずは自分が使うラケットが必要」
だと言われました。

その時、初めて知ったのですが、
私も知っていたよくある卓球のラケットは
「ペンホルダーグリップ」
というラケットなんだそうです。

ペンを持つようにラケットを持つから、
そう言われているそうなんです。

さらに、もうひと種類、タイトル画像のような
「シェイクハンドグリップ」
というのもあるそうなんです。

どちらかというと、「ペンホルダーグリップ」は攻撃型、
「シェイクハンドグリップ」は防御型だと教わりました。


さらに、ラケットは土台を買って、
「ラバー」と言われるゴムを、
自分で張り付けるんだそうなんです。

私は、最初から付いてるもんだと思ってました。

「ペンホルダーグリップ」は片面、
「シェイクハンドグリップ」は両面
「ラバー」を張るんだそうです。

「ラバー」もいろんな種類があって、
普通の平面のもののほかにも、
回転をかけるために、デコボコしたやつとかがあって
自分のプレイスタイルに応じたものにするんだそうなんです。


私は「シェイクハンドグリップ」が
見た目に「カッコイイな」と思いました。

ラケットが無いと、何もできないので、
早速F君と、近くの町のスポーツ用品店に
ラケットを買いに行きました。

F君は「ペンホルダーグリップ」、
私は「シェイクハンドグリップ」にしました。

「ラバー」は、普通の平面のものと、
デコボコしたやつの二枚を買いました。

家に帰り、接着剤でラバーを接着し、
乾いたところで、ラケットに合わせて、
ラバーをカッターナイフで切りました。

それを、両面やり、初めてやったので、
ガタガタになりましたが、
初めての私のラケットです。

部活開始

次の日から、卓球部に参加しました。

時々、外に走りに行ったりもしましたが、
基本的には部屋の中での練習です。


卓球で重要なのは、球に回転をかけることです。

普通に打っては、回転がかからないので、
意図的に順回転を強くかける「ドライブ」、
逆回転をかける「カット」というのを教えてもらいました。

「カット」をかけた球は、普通に打っても、
まともに返せません。

「カット」の球を返すためには、「カット」で返す。

これを「つっつき」と言っていました。

サーブにカットをかける「カットサーブ」
というのも教わりました。


さらに、「ドライブ」をかけた球は、
低く素早い球になります。

これを返すのにも、「カット」が有効です。


こういった、球の回転を、素早いラリーの中で、
互いにかけあう、というのが卓球の本質です。

実際にやってみると、
肉体よりも頭脳戦といった感じで、
面白かったです。

顧問の先生

入部して、一か月ほど経ったとき、
顧問の先生という人があらわれました。

普段は、全然来ないらしいので、
私はその時初めて会いました。

挨拶をして、その後
普段どおり練習していました。


すると、なぜか、その顧問の先生が私を呼びました。

「何だろう?」


その顧問の先生は、
「ラケットを振ってみなさい」と言いました。

言われたとおり、先生の前で、素振りをしました。

何か考え込む先生。


「君、ペンに変えて振ってみて」

「へ?」

言われたとおり、そこに置いてあった、
ペンホルダーグリップのラケットで、
また素振りしました。


「君、今日からペンに変えなさい」

「はぁ?」(心の声)

「ペンの方がカッコイイ」

「・・・・・」


素振りの形が、「ペンホルダーグリップ」の方がカッコイイから、
「シェイクハンドグリップ」から「ペンホルダーグリップ」に
変えろと言うんです。

カッコいいとかそんな理由で・・・?


私のやる気は一気に失せました。

今思うと、めったに来ないんだから、
先生がいる時だけ、ラケットを変えれば良かったのですが、
なんというか、幻滅してしまったんです。

よく考えたら、私自身も、ただ「カッコイイ」という理由で、
「シェイクハンドグリップ」にしたんですけどね(笑)

その後、すぐに退部届を出し、卓球部を辞めました(笑)


一か月ほどでしたが、
「やっぱり運動部は自分に向いてないな」
と思った出来事でした。

その後は、高校に入るまで、
ずっと帰宅部でした。

向いてないことはやらない方がいいですね。


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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