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スマートコントラクト_#1:はじめに


この章の学習目標

NFTやDAO、DeFiなど、ブロックチェーンの応用として話題になっているシステムやサービスは「スマートコントラクト」によって実現されています。この章では、スマートコントラクトの特性を解説することで、それにより何ができて何ができないのかを体系的に理解することを目指しています。

少し技術的な単語が多い章ではありますが、NFT以降の章を理解する上で重要な章となっています。1周目は「だいたい分かった」で問題ありませので、一通り内容を確認しましょう。

カリキュラム構成

スマートコントラクトはブロックチェーン上にプログラムコードを書き込み、コードの実行によるデータの変化もブロックチェーン上で検証可能にする仕組みです。ブロックチェーンの特性をプログラムの実行に応用した仕組みだと言えます。

その特徴により、特定の誰かを信用せず(トラストレス)に当事者らが同じコードとデータを見ていることが確認でき、あたかも契約が自動で履行されるかのような状況を作り出せます。一方で、デメリットも存在します。

この章では、ブロックチェーンならではの課題と、課題を乗り越えるために実装されている対策について解説していきます。

教材一覧

教材は、概念や技術、法規制など、基礎となる知識を習得するためのコンテンツです。テーマに合わせて監修者を立てています。
監修者:斉藤 賢爾(早稲田大学大学院経営管理研究科教授)

note上では「1.はじめに」「2.『スマートコントラク』の基礎知識 – 知っておくべき三つの特徴」を公開し、続く教材は動画のWeb3教育コンテンツとして、AI・デジタル人材育成プラットフォームを展開する株式会社zero to oneのプラットフォーム上で展開する予定です。提供を開始する際には、noteなどを通じてご案内いたします。

  1. はじめに

  2. 「スマートコントラク」の基礎知識 – 知っておくべき三つの特徴

  3. スマートコントラクトを活用したユニークな事例

  4. スマートコントラクトでできること

  5. スマートコントラクトに関する標準仕様

  6. スマートコントラクトでできないこと

  7. スマートコントラクトの実行やイーサの取引で発生する「ガス代」とは何か

  8. イーサリアムのガス代はどうやって決まるのか

  9. オフチェーンとブロックチェーンをつなぐ「オラクル」の基礎知識

  10. スマートコントラクトをアップデートする方法

  11. スマートコントラクトの課題 – 「コードは法」が抱える問題

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