見出し画像

2021年に『Wisdom2.0Japan』を開催する意味とは?【W2Jインタビューvol.2】

2021年も半年が過ぎましたが、約一年半続くパンデミックにより、私たちはこれまでと違う生活スタイルを余儀なくされる日々が続いています。
さらに世界では差別や分断、格差は拡大し、深刻な気候変動問題も多くの人々にとって決して他人事ではなくなりつつあります。

つまり、これまで水面下で隠れていた「私たちが地球人として向き合うべき課題」が目に見える形で表出している状況にあると言えます。
急激に変化する世界の姿を前にして、私たちの生きる社会のあるべき行き先はどこにあるのでしょうか。

未だ混迷を極める2021年に『Wisdom2.0Japan』を開催する意義について、共同創設者の一人であり、日本人女性初のSIY(Google発のマインドフルネスプログラム)認定講師として人々を指導してきた木蔵シャフェ君子が語ります。

画像3

木蔵シャフェ君子(ぼくら・しゃふぇ・きみこ)
一般社団法人マインドフルネスリーダーシップインスティテュート理事。Wisdom2.0Japan共同創設者。グーグルで開発され、世界的に信頼を得ているマインドフルネスプログラムSIYの日本人初講師を務める。著書に『シリコンバレー式頭と心を整えるレッスン』(講談社)、『Innovations in NLP 』(Crown Publishing共著)などがある。(詳しくはこちら

無名だった創設者のビジョンに共感が集まり始まったWisdom2.0

アメリカ・サンフランシスコで10年前に始動した『Wisdom2.0』の魅力の一つは、まだ無名だった創設者のビジョンに多くの人々が賛同し、世界的なムーブメントにつながったという点です。

Wisdom2.0』の創設者であるソレン・ゴードハマー氏は、職を失いコネクションもほとんどない中で、テクノロジーの急速な進化や時間に追われる世の中に「マインドフルネスを用いたデジタル化社会との融合」という新しいビジョンを提案しました。

当時ソレン氏は無名の人物だったにも関わらず、彼のビジョンが共感・共鳴を起こし、Google、Facebook、LinkedIn、スターバックスといった企業のCEOや組織開発、人材開発の責任者から、科学者、医師、国会議員、ソーシャルイノベーター、僧侶、アーティストなど錚々たるスピーカーの方々が名を連ねました。

画像4

今、私たちが必要としている叡智に触れ、そこから得た気づきを分かち合う場

私が思う『Wisdom2.0』のもう一つの魅力は、「今、必要な叡智を的確に見極めてキュレーションされる」という点です。

例えば、2018年はアメリカ国内の高等学校で痛ましい銃乱射事件が発生しました。
そこで、同じ年に同事件の生存者の方や遺族の方にご登壇いただき、悲惨な状況から癒しや平穏な気持ちを得るために私たちはどう在るべきかを考える機会を提供しました。
またある年には、#MeToo運動の創始者であるタラナ・バーク氏や片付けコンサルタントである近藤麻理恵氏をお呼びし、常に社会情勢と連動したキュレーションを行ってきました。

Wisdom2.0』は一言で言うと「今、私たちが必要としている叡智に触れ、登壇者や参加者とつながり気づきを分かち合える場」です。
よくあるセミナーやカンファレンスだと、「いい話が聞けたね」で終わることも多いかもしれませんが、『Wisdom2.0』ではそれだけでは済まされないのです(笑)
学びや気づきを得るだけでなく、つながりを通してそれを発展させる場、実践する場、一人ひとりのこれからの生き方をより良い形へと変革させる場であると言えるでしょう。

画像5

2021年、Wisdom2.0Japanを開催する意味

私たちは今混沌とした時代を生きておりますが、そんな今だからこそ『Wisdom2.0Japan』を通じて「一人ひとりが調和し、平穏に生きられる社会につながる波紋を生みたい」というのが私たちの願いです。

人との分断や自然環境の破壊を生んでまで「生き延びるためには勝ち残らなければならない」という強迫観念に苛まれながら存続してきた私たちですが、2020年から続いているパンデミックを機にそんな無理強いをする社会は持続的ではないことに誰もが気づき始めています。
社会には問題だらけだからって私たちはそのまま転げ落ちていくのかというとそうではありません。
だからこそ、突きつけられたチャレンジに対して一人ひとりどう心を平穏に保つか、そして何ができるかということが大切だと思うのです。

今回は、環境保護活動家であるポール・ホーケン氏の登壇も決まっています。
他者や自然との調和を図りながら、社会としても個人としても豊かに存続してゆける世の中に進んで行くための波紋を起こすきっかけになれたらと心から願っています。

今年のW2Jのテーマ:「New Hope」について

このパンデミックによって多くの人々にとって苦しい状況が続いていますが、1年半の期間に私たちが培ってきたことや学んだことは少なくありません。
毎朝通勤しなくてもいいこと、ものをたくさん所有しなくても幸せを感じられること、実際に面と向かって相手の顔を見て対話することの豊かさ⋯etc。

人々のつながり方の知恵やニーズも変わってきた今だからこそ、この学びを活かしてゆくにはどうすればよいのかという問いに向き合う絶好のタイミングだと思います。
もう過ぎ去ったことを元に戻そうとするのであれば、個人や社会がより平和に満ちた新しい社会をつくる方にエネルギーを使っていけばいいのではないか。
そういう意味での「New Hope」であると私は捉えています。

画像6

さいごに

この一年半、誰もが新しい変化に対応してきたわけですから、知らない間に私たちの中に新しい気づきや知恵が備わっているはずです。
それらは、より良いご自身の生き方を築く上できっと活かせるものだと思います。
Wisdom2.0Japan』を通じて、その知恵を見つけていただければ幸いです。

スクリーンショット 0003-06-25 11.00.20

【 Wisdom2.0Japanへの参加方法 】

こちらのリンクから開催概要を確認したり、チケットをご購入いただけます。チケットを購入いただいた方には、購入者限定のプレイベントも予定しておりますので、どうぞお楽しみに。

画像1

【カケコミ割チケット販売中! 通常価格より10%OFF!】

公式HP:https://wisdom2japan.com/
note:https://note.com/w2j
Twitter:https://twitter.com/Wisdom2Japan
Instagram:https://www.instagram.com/wisdom2.0_japan/
Facebook:https://bit.ly/3gqP24Y
YouTube:https://bit.ly/3d3ZEF3

デザイン / 編集:Hidekuni Yano

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?