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人に頼む苦手意識がなくなる方法!|【人に頼む技術】

どーも!
わーさんです!

日曜日ですので、「2022年に読んだ本の紹介」をしていきます。

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人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学

ハイディ・グラント

著者

ハイディ・グラント
・社会心理学者。コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長。コロンビア大学で博士号を取得。モチベーションと目標達成の分野の第一人者。
・「ハーバード・ビジネス・レビュー」「ハフィントンポスト」「サイコロジー・トゥデイ」「フォーブス」などへの寄稿多数。
・本書のほか『やり抜く人の9つの習慣』(ディスカヴァー)『やってのける』(大和書房)『だれもわかってくれない』(早川書房)などのベストセラーがある。

引用元:Amazon

本書の概要
・頼み方の概念を知ることができる。
・雑念が湧かずに頼める方法を身につけることができる。

今回は私が読んで大切だと思って点を3点紹介します。

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■「仲間意識」を活用する

同じ集団である仲間意識を持つことが、お互いを助けようという気持ちが増すことにつながります。

その部分が欠けていると、どうしても頼みにくくなってしまうのです。日本社会では上下関係の構造が人に頼みにくくしているのかもしれません。もう少し、お互いの距離感が近いようになるための組織作りをすることができれば、互いの心のモヤモヤ感がなく、頼むことができるのではないかと考えています。

そのため、自分がその集団に所属していると心から思える気持ちを持つことができる組織づくりが何よりも大切になってくるのではないかと考えています。


■「自尊心」を刺激する

たとえば、三歳児でも、「親切なことをしなさい」ではなく「親切な人になりなさい」と言われたときの方が、他の子供たちがブロックを片付けるのを助けるようになることが、研究でわかっています。p.192

上記にもあるように、自尊心を刺激するには、自分が「そのような人だ」と思う気持ちが大切になってくると感じました。

行動ではなく、ある種、存在として自分のことを高めてあげることによって、自分は人を助けることも親切にすることもできると、心に根付くきっかけを持つことができると考えています。

行動を評価してしまうと、「手伝ってやったぞ」とどこかで思ってしまう気持ちが出てきてしまうことがあります。そうなってしまうと、それは集団に属している気持ちが崩れてしまい、上下関係の構図になってしまうのです。

そのため、行動を評価するのではなく、人間性を評価してあげることが大切になってくると私は感じました。


■「有効性」を感じさせる

人は自分がした行動に効果があり、結果に影響を与え、求めていた結果を達成したことを把握することができる欲求を求めます。

それこそが「有効性」です。

アスリートであれば、自分のことを応援してくれるファンの声援を感じることができると、それには効果があるということがわかり、競技を続けようという気持ちになる。そのようなことだと思います。

反対に、効果を感じることができなくなってしまうと、やる気の低下につながってしまうのです。

それらを、人を助ける状況に置き換えると、助けることによって得られる「感謝の気持ち」がやはり大切になってくる。それはモノではなく、「ありがとう」という気持ちだけでも十分だと思います。

その一言があるかどうかが重要なのです。

気持ちのいいありがとうを言ってもらえれば、また手伝いたくなりますし、自分自身も手伝ってもらった時に、ありがとうをしっかり言えば相手がまた手伝ってくれます。

その言葉ひとつかもしれないですが、そのことが大きな影響を与えるのです。

「ありがとう」

感謝の気持ちを常に持ち合わせて、親切な人になってください。


まとめ

今回は『人に頼む技術』を紹介しました。

人に何かを頼む時って、どうしても後ろめたさとか、借りを作ってしまった感じがして、何か腑に落ちない時間が続いてしまう感じがする人もいるのではないでしょうか?

仮に自分がお願いをしてしまったら、次にその人からのお願いごとを断ることもできない心理状態に駆られたりして、ソワソワしてしまったりする。

そのため、気軽に自分から人に対してお願いすることができない気持ちが渦巻いてしまうことがあるのかもしれません。

確かに、人にお願いをする時やお願いをされる時は、自分がやりたくないと思っていることに関しては気乗りしないと思います。でも、それはやり方が少し異なっているだけであって、本書でもあった仲間意識有効性を出すことができるだけで、人に頼み事をする気持ちが改善すると思いました。

特に日本人は人に頼むのが苦手なイメージがあります。

でも、そのほとんどが頼み方を間違って捉えているのだと、本書を読んで感じました。

自分の立場がどうであれ、人とのつながりの際に効果がある一冊だと思いますので、是非とも手に取って読んで欲しいです。



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