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【633】年齢の呪縛

「こんな歳だから恥ずかしい」という
年齢の呪縛について、自己啓発書では

「今日があなたの人生で一番若い」
「何歳からだって挑戦できます。
ケンタッキーのおじさんはね…」

たいていこんな感じに書かれてます。

ボク自身も年齢の呪縛には注意しよう、
そう思っていましたが、「呪縛」です。
無意識に根強く残っていたようです。

ボクが勤めている学習塾のバイトに
60代の方から応募がありました。
300名規模の旅行会社の社長です。
ご自身の経験から、未来ある学生に
英語を教えていきたいと。

教える経験はゼロとはいえ、
英語力が圧倒的だったため
現在活躍していただいています。

やっぱり何歳でも挑戦できるもんなんだ
と、内心すごいなぁと思っていました。

知人の50代の経営者も、最近、
吉野家でバイトを始めたと聞きました。
お金ではなく学びたいことがあって、と。

ボクは「さすが、〇〇さん、
いくつになっても挑戦ですね!」
という言葉が出かけて、飲み込みました。

そもそも「さすが」という言葉には
予想に反して、という意味もあるらしく
目上の人に使う時には注意が必要です。

さすが、〇〇さん!というとき、
「あなたにできると思っていませんでした」
という意味も含むことがあるそうです。

真偽はわかりませんが、
可能性があるなら使わない方が吉です。

もう一つ、言葉を飲み込んだ理由は
「いくつになっても」という感心は、

「その年齢で挑戦する人は少ない。
だから、すごいと思う。
さすが、〇〇さんは他とは違う!」

という論理になっていて、

つまり、プラスの意味であっても
年齢の呪縛なんですよね。

年齢の呪縛と言うと
◯◯歳になって挑戦なんて恥ずかしい
という文脈で語られますが

年齢に関わらず挑戦できてすごい
と感心することも
もしかしたら呪縛なのかもしれません。

年齢は、あくまで数字であって
◯◯歳だから△△
という論理は、成り立ちそうで
成り立たないことがあります。

じゃあ、年齢の呪縛を解くには?

たぶん、いろんな世代の
いろんな人に会いまくるしか
方法はないだろうなと思います。

自分とは異なる世代の
先輩や、大先輩、後輩や、学生さん
いろんな人に会って、
いろんな考え方を知ること

これが大切そうに思いました。

■■今日の教訓(ポイント)■■

年齢の呪縛は根強い。
簡単にはとれない。

いろんな世代の人に会って
話を聞いて
少しずつ呪縛を解こう

■■以上■■


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