コーカイ日記6

6/5
晴れ。午後から雨の予報だったが未だ降らず。
庭の水撒きをしておいて良かった。

夜勤明けの休み。今日はゆっくりと過ごした。
英気を養って明日からまた仕事を頑張ろう、というのが普通の労働者かもしれないが、僕はそうそう資本家にとって都合の良い労働者にはなれない。労働に対する意欲は常に必要最低限で推移している。まあ働く意欲がある時点でもはや搾取の対象か。疎外されてんのかなー。
スキルアップして仕事で自己実現とかよく分からない。いや意味は分かるし、一応僕もその流れに乗ってはいるもののそっちの方向へ欲望が向かない。できれば全てテキトーに流したい。
よくよく考えると自己実現とは奇妙なことのように思える。自己はもう事故的出来事としてここに存在しちゃってるじゃないか。これ以上何を実現するというのか。成りたい自分になるために、夢と現実のギャップを埋めるために努力するんだろうな。どうでもいいな。そんなことより早く消えたくないか。これは母体回帰の子どもの思考か。そんなことを考えていたら熱のこもった雨の匂いがし出した。夕立の予感ととともに日記を終える。了。