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コーカイ日記382

6/17
晴れ、33℃/17℃。
休み。朝8時ころ起きるが二度寝して昼起き。軽くご飯食べて顔洗って、少し書き物する。午後からゲームして夜まで配信。夕飯食べてから読書。谷川喜浩の『スマホ時代の哲学』(ディスカバー21、2022)。面白い。配信始めてからとくに感じていた楽しいけどなんか虚しい感じの答えならずともヒントがあるんじゃないかと思って読み始めたのだが、嗅ぎ取った臭いは正解だったようだ。一度ざっと読んで良い本だなと思って寝かせておいたのを今一度読み直している。スマホを使って常時接続状態の「鈍い」僕らは、自身や他者からこぼれ落ちる情緒の破片に気づけるように孤独と向き合わねばならない。孤立を基盤として成立する孤独とそれに対立する寂しさという三つの概念を軸に自分の状態を鑑みてみる。寂しさを即時的に解消しようとして配信したりツイートしたりマルチタスクで時間を埋め尽くしているうちに自分でも何がしたいのか分からなくなってしまうようなことがある。そういうときは一度スマホを置いて本を読んだり散歩に出たり縄跳びしたり原稿を書いたりして自身の情緒的内実に向き合えるように調整していくようにしたい。けどムズイだろうなー。情報の海に溺れてる方が楽だからなー。窒息してることに気付かぬまま死んでいく魚。ぬるま湯の茹でガエル。空っぽになって死んだあとに転がってる死骸がどんなだか見てみたい気もする。了。


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