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コーカイ日記55

7/24
曇り、33℃。
足の爪が伸びすぎているので切らないといけない。なぜ切らないといけないのか。靴下に穴が開くからか、深爪になってしまうからか、衛生的な問題か、なんでもいいが切らないといけない。爪は伸びたら切るものだから切るのだ。そこに根拠はない。切り離された爪はさっきまで僕の身体の一部だったのに切った途端にまるで恐竜の化石のように遠くの存在になる。僕の爪から白くて硬い何かに変わる。さようなら、足の爪。ああ、明日仕事に行きたくない。了。


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