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障害支援区分の話

今年から障害支援区分の区分2の認定を受けて、訪問看護師さんとヘルパーさんに来ていただいている。
手足の一部麻痺に加えて圧迫骨折で腰痛が酷くてゴミ袋が持てず、以前はお隣にゴミ捨てをお願いしていたのだが、お隣もご高齢で腰痛持ちだから申し訳ない、と福祉士さんにお話ししたら、障害支援区分をご紹介いただいた次第。
区分2だから当てられた作業時間合計は今のところ7.5時間。なので現在ヘルパーさんにお願いしているのはゴミ捨てだけだ。
しかしまあ何しか手続きが大変だった……。
まず寝込んでてペットボトルやゴミが散乱している部屋に調査員の方々に入っていただき、間取りを書き取っていただきながら生活状況等の質問を受けた。何しろ40年以上の病歴があるので、破綻なく答えるのが困難を極めた。事前に学歴・職歴・病歴の年表を作っておけばよかったと思った。そんな苦労を忘れた頃、2カ月位掛かってようやく区分2と認定された。
それから更に福祉士さんから介護サービス会社のご紹介を受けて面接、先ず訪問看護師さんが決定。その訪問看護師さんから更に報告が行って、ゴミ捨てを引き受けてくださるヘルパーさんが決定する迄に1カ月。ゴミ捨てのスケジュールを組んでいただき、役所の必要書類(←何だったっけこれ?)が未着なので、仮に成立したとして前倒しで来ていただきながら、ようやく必要書類が揃ったのが1カ月後。
手続き全て終了する迄に6カ月位掛かった計算になる。うーん。障害者を施設に閉じ込めるのでなく社会で受け入れていきましょう、と国が旗を振るのなら、この辺もう少し迅速にしないと困る方もおられるのでは。いや私も実際困ったけど。
そんなこんなで何とか生活が回ってきた折りに、右上腕部がパンパンに腫れてきて、骨に尋常じゃない激痛が続いてとうとう殆ど動けなくなった。いよいよどうにもならなくて、ヘルパーさんに作業していただける割当時間の余りで水回りの清掃をお願いする事にした。
先ず区役所の保健師さんに連絡した。更に福祉士さんに連絡して、介護サービス会社さんと相談していただいた。次のゴミ捨ての日に、ヘルパーさんからスケジュール組みます、とお話しがあった。何にせよお役所仕事なので、兎に角体に鞭打ってあちこち連絡して各所に連携して貰わないと、作業に入っていただけない。この辺もう少し簡便にしないと困る方もおられるのでは。いや私も実際困ったけど(reprise)。

幸い皆さん優しい方ばかりで助かっている。何しかこの障害支援区分にしろ、自分が不自由になってからいろいろ知った事が多い。もう少し気付きが早ければ、オタク障害者の為に何か出来たかもな……それが何よりも残念。

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