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私が君を想う深さを見せる術は きっとあるはず

凄く大切な友人が、電話で悩みを打ち明けてくれた。
「7年付き合っている彼と今年から同棲を始めたが、何も変わらない。お互いに結婚に踏み切る理由もなくて、ずるずる付き合ってしまっている。みんなが結婚していく中、このままでいいのかなと思う」
と。
普段弱みをあまり見せない子だから驚いた。
「結婚だけが幸せの形じゃないよ。結婚したいと思ったらすればいいと思う」
考えて咄嗟に出た言葉が月並みで、自分でも不甲斐なかった。
友人は、元気がないままで電話が終わってしまったことが、ずっと心に引っかかっている。

これまでなら、
「まあでも、友人の人生だしな…。本人が乗り越えるしかないから口出しもできないし」
って諦めていた。
誰に対しても、期待しない。
自分は自分。人は人。
『私が君をどんなに想っていたって、その深さを見せる術は無いのだから、別れるときに禍根が残らぬ程度に付き合おう。』
そんな冷めた心をどこかで持っている。

でも、やっぱり期待したいなって最近は思う。
相手からのお返しを求める訳じゃない。
君を大切に想っているよって分かってもらいたい。
私の周りにいてくれる人を大事にしたい。
単なるエゴかもしれないけれど、
私だってたくさん助けられてきたのだから、助けを求める人に真摯に向き合いたい。
そう思えたのは、noteで温かな言葉を掛けてくださる皆さまのお陰です。
困っている時に助けてくれる人がいるという安心感は、人を何より優しくさせると思います。


私はその友人を、凄く凄く大切に思っていて、励ましたいと思っている。
その気持ちに正直になろう。
上手い解決策や正解は言えないかもしれないけれど、
『貴女のことを心配しているよ。貴女の味方だよ』
という想いだけは伝える。

よし、手紙を書こう。
やらずに後悔よりも、やって後悔。
不器用、口下手なりにやってみよう。

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