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目に見えない心の形を確かめあう

彼と一緒に図書館へ行った。
↓の記事のことがあったからか、ずっとくっ付いて行動してくれた彼。
本当に優しいし、ありがたい。

彼と一緒に小声でお話しながら本を選ぶ。
凄く凄く楽しい。
彼は大丈夫かな?
不安になって彼の顔を伺う。
笑顔の彼。
少し安心。
しかし、興味のある本があるのだろう。
ゆらゆら揺らぐ視線。笑
目線は正直。
『じっくり読みたい!』という心の声が聞こえてきた。

彼に我慢させるのは本意ではない。
ただ、ここで彼を自由にさせてもこの間の繰り返し。
二人にとってより良い方法って何だろう。

カフェが併設されている図書館だったので、
「お互いに本を持ち寄って、座って一緒に読まない?」
と提案してみた。
彼は快諾してくれた。

私は珈琲。彼はラテ。
温かい飲み物を飲みながら各々好きな本を隣で読む。
互いに読んでいる本で面白いところがあれば、すぐに共有できる。
山に咲く花について沢山教えて貰った。
白くて可憐な花。
固有種が多い北海道の山に、いつか一緒に行きたいね。なんて話をする。
珍しく雄弁に語っている彼が可愛らしい。
本を読むのが疲れたら、隣の貴方をちらり見る。
夢中で本を読んでいる姿に癒される。
「また来ようね。」
と笑顔で言えて嬉しかった。
二人で居ても、ひとりになれる。
そんな方法が私たちにとってはいいみたい。


心の形は目に見えないし、人と話したり新しいことに触れたりする中で常に変わっていく。
だからこそ、相手の様子を見て、そこから考えて、対話して、その時々の形を感じ取ろうとする努力が必要。

心の形は十人十色。
誰の心も尊く、大切にされるべきもの。
お互いに傷つけあわぬよう、これからもそうっと心の形を確かめ合えばいい。

貴方と私、違う心を持つけれど、でこぼこをぴったり合わせて、ひとつにすることができるはずだから。

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