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白馬に乗った王子より、自分流に育てた男

題名は、デヴィ・スカルノ夫人のお言葉だ。
『いままでわたくしは男性から尽くされることが女の幸せだと思っておりました。
でも、彼に出会ってからは、男性を自分好みに育てる楽しさを知ってしまったの。』


私も今の彼とお付き合いして、夫人と似た心境になっている。
完璧な人などいない。
勝手に期待するのではなく、足りない分は伝え合って成長していけばいい。



昨日、彼と喧嘩した。
原因は彼の"不安 "。
互いの距離や自分の恋愛経験の無さがネックとなり、様々なことが気になってしまうらしい。
「自分じゃまだ責任を取れないと思う。」
と率直な気持ちを伝えてくれた。
ショックだった。
私は貴方との未来を見たいけど、貴方はそう思っていないの?

「今の歳で付き合うということは、貴重な20代の時間を捧げてもいいと思っているということ。付き合っている時点で責任は発生している。
私は、貴方との将来を考えているからこそ、"どんなことがあっても二人で乗り越えよう。"という覚悟を持って欲しい。
そんな中途半端な気持ちじゃ、付き合えないよ。」
一か八か伝えた。

彼は、私の言葉に
「将来のことは本気で考えている。不安になってごめん。別れたくない。」
とはぐらかさずに答えてくれた。
正直、泣きそうなほど安心した。
じゃあ別れようって言われたらどうしようかと思っていたから。



今回は、彼が不安を伝えてくれたお陰で、将来への思いをお互いに確認するいい機会になった。

不安を伝えることは悪いことじゃない。
不安に寄り添える時もあれば、今回みたいに厳しく意見を伝えることもある。
それでも、一緒に考えたいから、これからも率直な気持ちを教えて欲しいと思う。

彼は完璧主義で慎重派だから、これからも色々なことに気がついて"不安"を感じるのだろう。
でも、それじゃ困るのだ。
強くなってもらわないと。
「不安」と「私」どちらを選ぶのか、その都度選択させていこうと思う。
それで「不安」を取るならそこまで。
私も、彼に選んで貰えるように、胡座をかかずに愛される努力を続けていかなきゃなぁ。


白馬に乗った王子様ではないが、思いを伝えたら一生懸命に応えてくれる誠実な人。
学習能力が高く、二度は同じことは言わせないように、直ぐに自分の言動を改められる人。
受容する素地のある彼だからこそ、私も自分の気持ちを伝えられる。
これからも心を鬼にしてビシバシ鍛えていきたく思います。

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