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貴方との約束に私生かされてる

夏休み明け、気絶しそうに忙しかった1週間。
今日はしんどすぎて、子どもたちと目の焦点が合わなかった。笑

でも、週末は貴方に会える。

疲れた体を引きずり、彼と一緒に食べたいご飯を作る。
あれを食べて欲しいなぁ、これも作ってみようかなぁ。
あ、夜ご飯の後はアイスを一緒に食べたいから買ってこよう。
彼が泊まる日の、朝昼晩の献立を考える時間は、すごく楽しい。
彼の喜ぶ顔が見たくて、一生懸命何かできる自分に驚いてる。

「はい、これ𓏸𓏸ちゃんの分。」
と、会う度に何かと渡してくれていた元彼。
その気持ちが今になって分かる。

本当に私の事大切に想ってくれていたんだな。
「与えたい」と思うぐらい好きでいてくれてたんだな。
貰うことを当たり前だと思っていた。
それどころか、そんな彼を沢山なじって、酷いことを言ってしまった。
本当に私も大好きだった。
けど、ご飯を作っても何をしても搾取されるような気持ちになっていた。
与えた分だけ返してよ、と正直思っていた。
彼からは一度も返してなんて言われたことはなかったのに。
今思えば、優柔不断だの自分を幸せにしてくれないだの、彼の優しさに胡座をかいていた自分が恥ずかしい。

今までの人と今の彼、何が違うのか分からない。
でも見返りなんて要らないから、与えたいと思う。
初めて「愛する」という気持ちの片鱗に触れているような気がして。

貴方との約束に、私は今日も生かされています。

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