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智目行足の一年に

「智目行足(ちもくぎょうそく)をもって清涼池に到る」
という言葉があります。
仏教用語で、学問と実践にたいする基本姿勢を現したものです。

智恵の目(智目)とそれにもとづいた実践(行足)があってはじめて、清涼な池に象徴される悟りに至ることができるとされているのです。

清涼な悟りの境地に到達するためには、まず仏の教えを学び、知恵の目をもって悟りに至る道を見極めなけれはなりません。そして実際にその道を着実に歩んでゆく実践がなければなりません。

インプットは多いものの、アウトプットができていなかった昨年。何が目の前の子どもたちに必要なのか取捨選択することなく、情報をどんどん取り入れていました。
貪欲に学ぶのは決して悪いことではありませんが、私の場合は、自身の軸がぶれて迷いが生じ、結果上手く実践ができませんでした。
例えるなら、足がつかないほど深い知識の海の中で、どの島へ向かえばいいのかも分からず、溺れているみたいな感覚。

本年は、目の前の子どもたちに必要なもの・正しいと自分が思えるものについて自ら学び、実践を積み重ねていけたらと思います。
芯を持って。着実に。

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