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なぜ私たちは集い、どこを目指し、今どこにいるのか

「1本の樹のようなものです。」

これは、2023年10月11日に新しくなった私たちのウェブサイトのページ「一緒にできること」に書かれている1文です。

かつて1台のShopBotを代表・秋吉が一人で日本に輸入するところから始まった、「建築の民主化」への旅路。VUILDは、来月11月21日に創業6周年を迎えようとしています。

6周年を目前に、ShopBotの導入台数は190台を超え、全国に張り巡らせたデジタルファブリケーションの加工拠点を基盤に、それらを繋ぐツールの提供を通して、内装・住宅・建築領域へと枝葉を伸ばしてきました。

6年前に蒔いた種が大きく育った今、私たちはVUILDという会社を「1本の樹のようなものである」と表現します。

根=ものづくりの基盤として機能する「ShopBot」の全国導入
幹=木材のプレカットサービス「EMARF」
枝葉=住宅や空間を社会に実装する建築・住宅・内装事業「VUILD ARCHITECTS」「Nesting」「VUILD PlaceLab」

そしてその一本の樹木をより大きく、広く育てていくために、今私たちVUILDは私たち自身に問います。

「なぜ私たちは集い、どこを目指し、今どこにいるのか。」

「いきる」と「つくる」がめぐる社会へ

代表・秋吉は、これまで専門家しか携わることのできなかった建築分野においてデジタルファブリケーションを組み合わせることで、すべてのひとに「つくるよろこび」を取り戻して欲しい、そんな思いで「建築の民主化」を目指すスタートアップを2017年に創業しました。

当初、川崎の小さな工房でスタートしたVUILDは、全国に張り巡らせたものづくり拠点と、次世代の建築を開拓するための製造工場を基盤に5つの事業を展開し、「いきる」と「つくる」がつながる社会に向け、その樹木を育ててきました。

大きく育った樹の成長をより加速させるために、それぞれの事業やそこに携わってきたひとびと共に、更なる「つながり」の拡張を目指します。

そんな想いを込め、会社VISIONを、<「いきる」と「つくる」がつながる社会へ>から、<「いきる」と「つくる」がめぐる社会へ>に刷新しました。

VISION - 「いきる」と「つくる」がめぐる社会へ
生きるためにつくり、つくることで生きる。そんな好循環が持続する、いきいきとした暮らしを実現したい。そんな風に誰もが皆、自分たちの力で、身近な資源を用いて、理想の環境を作れるようになれば、持続可能で幸福な社会が築けると信じています。

人々の創造性を解放する

私たちがビジョンに掲げる<「いきる」と「つくる」がめぐる社会>とは、すべてのひとが創造性を解放し、実行することができる社会です。

しかし、「自らの手で暮らしをつくる」が職業・スキル・年齢・性別などあらゆる垣根を超えて、すべてのひとにとって当たり前の選択肢にならなければ、私たちが育てた一本の樹木の成長も止まってしまいます。

私たちの使命は、5つの事業、そしてそこに携わるVUILDのひとや協業者の哲学を通して、人々のなかの創造性を呼び起こし、解放することです。

PURPOSE - 人々の創造性を解放する
思い描いたアイデアが実現する喜びは、人々をより自由にする。そんな喜びを誰もが体験できるようなプラットフォームやツールを提供することを通じて、デザインとテクノロジーの力で人々をエンパワーメントすることが私たちの存在意義です。

デジタル技術を駆使した次世代の建築を開拓する建築集団「VUILD ARCHITECTS」
理想の住まいを自分でつくることができる、デジタル家づくりサービス「Nesting」
内装・空間・場づくりの領域をクライアントや利用者と共創型で作り上げるクリエイティブチーム「VUILD PlaceLab」
設計から木材加工までの工程を、オンラインでワンストップに完結できるデジタルものづくりツール「EMARF」
どんな人でも手軽に「つくる」ことを叶える3D木材加工機の販売導入を行う「ShopBot Japan」

つくる伴走者をつくる

全国各地に広がるものづくり基盤やコラボレーションパートナーと共に、事業を展開してきた6年間。

その先にVUILDが目指すのは、これまでに育んできた小さなつながりを大きなつながりへと展開していくこと。そして、そのつながりが自走し、伝播していく未来です。

次の5年先の未来には、私たちが育てた樹木からさらなるつながりから生まれ、より多くの樹木がより多くの人の手によって育つことを目指します。

MISSION 2027 - つくる伴走者をつくる
テクノロジーを駆使すれば、やろうと思えば誰でも家や家具をつくれる。そんな新しい価値を5年で生み出せた。次の5年はそれを伝播させ、世の中の当たり前にしていくフェーズだ。そのためには仲間をつくり、庶民のものづくりを支援する伴走者を増やさなければならない。そんな新しい運動体を支援するインキュベーターとして、2027年までに1万人の伴奏者集団と100社の提携企業による、ものづくりの生態系を構築します。

むじゃきに作り、しぶとく挑み、やらかく繋がる人であれ

「なぜ私たちは集い、どこを目指し、今どこにいるのか。」

会社としての過去・現在・未来を言語化した今、同じビジョンを共有し次の5年先の未来をつくる担い手として、ここに集うひとりひとりが、私たちのどのような姿勢がこの樹木が育つ働力になっているのかを問い、自覚している必要があります。

「直感に従い、心から楽しむことができるむじゃきさを持っているか?」
「失敗や前進方法を深掘りし、考え抜き、しぶとく挑めるか?」
「互いを思いやり、互いに祝福し、分かち合いながら、やらかく繋がることができるか?」

代表・秋吉はひとりひとりとの対話を通して、それぞれ異なるバックグラウンドやスキル、志を確認しながら、私たちの核には、どんなマインドやカルチャーがあるのかを言語化しました。

このCore Value=価値観をひとりひとりが自覚し、一つのカルチャーとして会社全体に定着しているからこそ、バックグラウンドやスキルが異なっていても、ひとつのビジョンを共有し、果敢に横移動しながら協働することができると言えます。

Core Value - PLAY・VENTURE・FESTA
まず自分でやってみて(自律)、それを深めて(分散)、そして分かちあう(協調)。そこから得た気づきから、またやってみる。そんな循環を何度も廻していくこと。そのためには無垢で・粘り強く・柔軟な心をもちながら、製作し・探求し・協働する人であってほしい。

PLAY|むじゃきに作ろう
口より先に、手を動かすこと。自分の身体で感じ、自分の頭で語ること。分けて考えることを避け、全体像を掴むこと。直感に従い、心から楽しむこと。

VENTURE|しぶとく挑もう
よりよいものを目指し、諦めないこと。言い訳を考える前に、前進する方法を探ること。失敗を歓迎し、失敗から学ぶこと。じっくり深堀りし、考え抜くこと。

FESTA|やらかく繋がろう
互いの声に耳を傾け、支え合うこと。互いの能力を引き出しあい、高め合うこと。互いを思いやり、感謝すること。互いに祝福し、分かち合うこと。

Let’s vuild with us.

「つくる(ーbuild)」ことが、「いきる(ーlivingーvivitーvitalーconvivial)」ことにもたらす価値を取り戻したい。

VUILDという社名は、そんな思いから生まれました。

「いきる」と「つくる」がめぐる社会へ。
わたしたちは、テクノロジーの力で誰もが作り手になれる世界を実現します。一緒にできることがあればぜひお気軽にご連絡ください。

WEB design 
Brand Director:Genki Imamura(B&H
Art Director, Designer:Ryosuke Tomita(B&H)
Director:Chika Takahashi(B&H)
Developer:Mitsugu Takahashi(B&H)

Graphic design 
VUILD Tree:Hiromasa Fukaji(DIGRAPH
Logo&Others:Ryosuke Tomita(B&H)

▍メンバー募集

正社員、業務委託、インターン、アルバイトなど形態に関わらず、年間を通じて複数の職種でメンバー募集を行っています。VUILDの活動に興味ある方、参画したい方、検討したい方、随時カジュアル面談も受け付けているので、お気軽にお問合せください。          (2024.04.15追記)

詳細情報こちらから確認いただけます。
https://vuild.co.jp/career/