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子供時代を奪う親たち

サッカーのコーチから父母全員にメールが来ました。

自分の指導は、この提言に従っている。熱心に応援するのはわかります。だけど、試合の時に興奮しすぎてShoot! Shoot!言わないでね。

ハッとさせられてしまいました。Ted2014年で発表されたものなので、すでにご存知の方も多いと思います。シェアしてみます。

以下抄訳

最近のアメリカでは大人主導でスポーツや学業のトップを目指す過当競争をしている。このことは”恐れ”から来ている。
スポーツ少年団に全てを捧げなければ、自分の子供が取り残されてしまう。
コーチは、”こんなチャンス二度とない。だから他のスポーツをやめて一つに絞るべきだ”
このようなことは、子供たちに大事なことをプレゼントすることを忘れてしまうことにつながります。それは、「子供時代」です。そして、子供たちが情熱を傾けられるものを、自分で選ぶのではなく、自分で見つける力を与えることを忘れているのです。
スポーツ競技。少数の勝者がいる一方で、コースには参加者の傷ついた心が散らばっているのです。私たちの世代は、自分の夢ではなく親の夢を実現するよう押し付けられ、もっとやれ、もっとやれ、もっと良くやれ、もっと良くやれと突き動かされてきました。そのプレッシャーと不安は、子供たちが二度と取り戻せないもの、つまり子供時代を奪っているのです。

大学やその先で活躍するのはごくわずかですから、お子さんが高校までにスポーツを卒業する可能性は非常に高いです。エリート選手でさえ、人生の半分以上を過ごす年齢で終わってしまうのです。運動能力ではなく、スポーツから得られる教訓こそが、生涯にわたって必要なのです。
科学も常識も通用しない道を、他の羊の後を追うようなことは、もうやめませんか?

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