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全てのビジネスマンに不可欠なデジタルスキル。世界最大SaaSイベントから学べることは?




COVID-19によって組織がオンライン化されて以来、デジタルファーストの取り組みが優先されるようになりました。デジタルスキルの必要性は飛躍的に高まっています。デジタルスキルとは、デジタルデバイス上で行われるタスク処理やコミュニケーションのことです。企業は従業員の大部分に、イノベーションを実現するためのある程度のデジタルスキルを求めなければならなくなりました。デジタルコミュニケーションへの依存度が高まるにつれ、人材スキル向上は不可欠となってきています。そのような中で、SaaSツールを使いこなせるデジタルリテラシーの高い人材がこれまで以上に必要とされていくでしょう。

9月に行われたSaaStr 2001。
こちらは”SaaS企業にとってスーパーボールのような年に一度のフェスティバルです”
とZOOM創業者のエリック・ユアンがあらわすほどに代表的な米国最大のSaaSイベント。SaaS活用に注目する経営者はもちろん全てのビジネスマンにとって必要な”サプリメント”の宝庫と言えるエキシビジョンなのです。
1,000以上のセッション、750社以上のVCSおよび投資家、世界250名以上のスピーカーが参加 、そのほかワークショップ多数。今年はコロナ禍対策として、屋外テントを大規模に増設し、空気感染を予防する措置が取られていました。

最近の特色としては、女性と多文化のスピーカーが合わせて67%を占めていて、2018年以降のSaaStr Annualでは毎回60%以上の女性と多文化のスピーカーが登壇しています。 さらに代表的な参加者に注力していてメンターシップやベンチャーキャピタル企業・投資家らに主な参加者が占められています。


成長と鈍化を繰り返す最近の状況

SaaSの上位銘柄の多くが大きな打撃を受けているといいます。 Zoomは40億ドル以上のARR(年間経常収益)だったのが鈍化しています。DocuSignは成長率が低下しました。
ただし 10年間というスパンで見ると、特にこの5年間は、これまでに見たことのないような驚異的な成長となっており、その中でも一年おきに成長と鈍化を繰り返しています。長い目で収益を予測することが大事だとされ、さらに注目されるのは、クラウド関連株、過去8年間で1,000%上昇しているということで、これは、事業者のSaaS活用が盛んになっている状況を示しているとのことです。クラウド業界のトップ企業は、1,000億円のARRを達成した後、急速に成長しているということです。

2022年間計画に向けて、人材採用の重要さと、最注目される足下戦略

SaaS企業を伸ばす上で、重要なポイントを二つ挙げられています。
最も重要なことは実力者のCOOを採用すること。これはマーケティング(CMO)よりも優先するべきとされていました。週に30回面接をするべきだということです。
もう一つ既存実績を拡大することだとしていました。無闇に新規開発、顧客、機能ともに求めるのではなく、足下の実績を鑑み、そこから拡大策を見出すことが大事ということでしょう。


投資家は起業家の応援隊でなくてはならない

起業には根性と決意が必要であり、会社を成功に導くことは至難の業でしょう。しかし、どんなに素晴らしいリーダーでも人間です。サポートやメンターシップを必要とします。起業家は孤独です。普段、目にするのは極端な成功者の話ばかり。なので、経営者は誰もがスーパーマンでなければならないというプレッシャーにされされています。現実には成功への道のりは直線ではありません。
起業家が投資家を信頼できない場合がよくあります。都合のいいことしか投資家に報告し、悪いことは隠そうとしてしまいます。起業家にとって必要なことは”信頼の電池”と呼んでいて、この電池を新しく変える必要もあるでしょうという話があがっていました。

世界最大SaaSイベントからSaaSを見ていこうと思います。マーケティング、人事、営業支援、データ分析、動画。まずはこちらのサイトをブックマークしてみることから始めてみてください。日本にないものも多いです。一緒に勉強していきましょう。https://www.g2.com/




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