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【心理学の歴史編】ひと目でわかる心のしくみとはたらき図鑑

スヤ｜メンタルケア心理士®

みなさんこんにちは（^^）
スヤ@うつ病経験の読書家｜メンタルケア心理士®の卵（@vtyljbdn）です！

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今日は「【心理学の歴史編】ひと目でわかる心のしくみとはたらき図鑑」をご紹介したいと思います。

まずは心理学とは何かについて考えたいと思います。

心理学とは人間の心や個人個人の行動のあり方の科学的研究のことを指します。

心理学には様々なアプローチがあると言われています。

そのどれもが人々の思考、記憶、感情を解き明かす鍵を求めています。


◯心理学発展の歴史について

心理学の進展の大部分は、近年、約150年前から今日までに起きたものでありますが、

その起源は古代ギリシャやペルシアの哲学者にさかのぼります。

現在までに発展してきた多くの研究分野やアプローチは、心理学者が現実の世界に心理学を応用するためのツールとなっています。

社会の変化に伴い、人々の求めに応える新しい応用方法が生み出されてきました。

・紀元前1550年頃、エーベレス・パピルスがうつ病について言及しています

【古代ギリシア哲学者】

・前470年〜370年 、デモクリストが、知性と感覚によって 得る知識の違いを指摘しています。

・前387年、プラトンが、心の働きの中枢は脳にあると示唆している。

・前350年、アリストテレスが『霊魂論』で魂について論じ、心のタブラ・ラサ（何も書かれていない石板）の概念を提示する。

・前300年〜前30年頃、ゼノンが、ストア哲学を説く。これが1960年代に起こるCBT（認知行動療法）へのインスピレーションとなる。

・705年、世界初の精神病院がバグダッドに建てられる。（800年にカイロ、1272ダイマスカスでも建設）

【イスラム世界の学者】

・850年、アンー・ブン・サフル・ラッバン・アッタバリーが、精神病患者を治療する臨床精神医学の構想を発展させる。

・ 900年頃、バルヒーが、 精神病およびその身体的・精神的原因について記す。ラゼスが、記録に残る最初の心理療法を行う。

・1025年、アビセンナが『医学法範』の中で、幻覚、躁病、不眠症、認知症など様々な症状を記述する。

【ヨーロッパ世界の哲学者】

・1590年、ルドルフ・ゴクレニウスが、心理学という用語を作る。

・1620年代、フランス・ベーコンが、知識や記憶の性質などの心理学的主題について記す。

・ 16297年〜1633年、ルネ・デカルトが『世界論』の中で精神と物質の二元論を概説する。

・1698年、ジョンロックが『人間知性論』の中で、生まれてきた時の人間の心をタブラ・ラサ （何も書かれていない石板）と記述する。

・1808年、フランツ・ガルが骨相学で（人の頭蓋骨の形と頭の龍騎の位置から人格特性がわかるとする説）について記す。

【正式な学問としての心理学】

・1879年、ヴィルヘルム・ヴントが、ドイツの ライプツヒに心理学研究専用の実験室を開設し、正式な研究分野としての実験心理学を始める。

・1880年頃、 ヴントが後に心理学の先駆者となる集合ヒューゴー・ミュンスターベルクと
ジェームズ・マッキーン・ キャッテルを指導する。

・1890年～～1920年、教育心理学という分野が生まれ、学校での指導方法にも変化がもたらされる。

・1896年、ペンシルベニア大学に最初の心理クリニックが開設され、臨床心理学の始まりとなる。

【精神分析】

・1900年、ジークムント・フロイトが『夢解釈』の中で精神分析の理論を提唱する。

・1909年以降、子供時代の体験の重要性を強調したフロイトの影響を受け、発達心理学が生まれる。

・カール・ユングがフロイトの元を離れ無意識に感心する独自の理論を発展させる。

・1913年 、ジョン・B・ワトソンが『行動主義者からみた心理学』を発表し、行動主義の原則を概説する。

・1916年。ルイス・ターマンが、心理学の警察官の採用に利用し、司法心理学の先駆けとなる。

・1920じジャン・ピアジェが『子供の世界観』を発表し、子供の認知への研究を推し進める。

・1920年代以降 、心理検査による値の測定が行われ、個人差の心理学へ発展する

・1920年代、カール・ディーム博士が、ベルリンにスポーツ心理学の研究所を設立する。

・1920年代、行動心理学者のジョン・B・ワトソンが、広告業界で活動を始め、消費者心理学を発展させる。

・1930年代、社会心理学者マリー・ヤホダがコミュニティ心理学の最初の研究を発表する。

・1935年以降、生物学的心理学者が一つの研究分野となる

・1935年、クルト・コフカが『ゲシュタルト心理学の原理』を発表する。

・1938年、ECT（電気けいれん療法）が初めて行われる。

・1939年、 複雑な機械や兵器を正確に 製造装置できるようにするために第二次世界大戦中にHFE（人間工学）心理学が発展する。

【神経心理学】

・1950年代、最初の向精神薬が開発される。精神薬理学が、 精神病の治療方法の一つとして研究され始めている。

・1952年、精神疾患の診断・統計マニュアル（DSM）の初版が発行される

【人間性心理学】

・1954年、アブラハム・マズローが『動機づけと人格』を発表し、 心理学の第三勢力として人間性心理学を提唱する。

【認知心理学】

・1956年、ミラーが 認知心理学を応用した論文を発表。

・1960代、アーロン・T・ベックがCBTに通じる治療法の先鞭をつける。

・1960年代、 政情不安のためにコミュニティ心理学への関心が急激に高まる

・ 1965年、地域精神保健に携わる心理職の教育のための「スワンプスコット会議」が開かれる

・1971年、CTスキャンにより、生きたままの脳の画像が初めて撮影される。

・1976年、リチャード・ドーキンスによる『利己的な遺伝子』が進化心理学の知名度を高める。

・1980年代、健康心理学が心理学の1分野として認知される。

・1990年、ジェローム・ブルーナーが 哲学、言語学、人類学の知見を授用した『意味の復権』を発表。

・2000年、ヒトゲノムの塩基配列の解読により、人間の心身の新しい研究領域が開かれる。

・2000年、 国際心理学会議 がストックホルムで開催され、外交官のジャン・エリアソンが郵送解決に心理学の道役立てられるかを論じる。


まとめ


以上が、心理学の発展の歴史について、ご紹介させていただきました。

心理学の基礎は多くの哲学者が築き上げたんだなと思いました。

哲学者が心理的アプローチを行ったことで心理学者が生まれ、

それから心理療法が生まれて行ったんだなということが歴史を辿っていくと分かります。

心理学の歴史を見るだけでも、それだけのことが分かるんです。

これからどのような心理療法が生まれていくのかが楽しみになってきますね。

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