11年目の「一瞬の美を永遠に」
こんにちは、RUNAです。
最近フォロワーさんが増えたので、11年間の活動や経歴をご紹介します。
作家名、旧:豚肉肉から、本名のRUNAへ改名するまで。
コンセプトについては、こちらの記事で詳しく書いています。
造形・芸術大学時代の人形制作
10代の頃、職人の父が病気で療養したのをきっかけに、手に職をつけたいと決意し、造形・芸術学校、そして芸術大学へ進学。
日本画、洋画、グラフィックデザインを専攻、美術史や色彩学から彫刻木工まで幅広く学びました。
2009年頃、造形学校の先生に「人形を作ってみたら?」と言われたことをきっかけに、球体関節人形を制作し始めました。
2009年〜2013年頃は学友たちとギャラリーを借り、展示販売会を企画・主催したり、
2014年には作家名「豚肉肉」として本格的に活動を開始。
コンセプト「一瞬の美を永遠に」を掲げ、全国各地イベントの出展をしてきました。
当時は、シュルレアリスム(フランス文学・芸術運動)の影響をかなり受けていて作品にも色濃く出ていた時期でした。
3DCGデザイナーとして
2015年には3DCG会社に所属し、3Dモデラーとして人体モデル(タレントさん等)3Dスキャン、3Dプリントデータ制作、ゲーム関係のリトポロジー作業、アニメーション制作、モーションキャプチャーやWebGL(ARやVtubeデータなど)の企業制作を行ってきました。
3DCG業界も10年目となりました。
当時は一畳分のサイズくらいある石膏フルカラー3Dプリンターの取り出し業務も行なっていました。
2018年から独立し、守秘義務の関係で公表はしていませんが、多数の3Dデザインした商品が世に出ていて見る度に嬉しく思います。
業界進化も凄まじく、まだまだ技術を磨いている途中です。
2015〜2018年辺りは、3Dモデラーと並行し、デザフェスやクリマの出展を重ね、アメリカ・ロサンゼルスで海外委託販売を経験しました。
エコール・ド・シモン
同時に人形作家の巨匠、四谷シモンのエコール・ド・シモンに師事。
全ての基礎はアナログ作業であり、本物のところで技術や感性を深めたいと思い、人形制作を学びました。
シモン先生の隣で人形制作できたことは、贅沢な時間だったと思います。
完成した球体関節人形を見て、「あなたのイメージより思ったより静的だね」と話しかけていただけて本当に嬉しく、見透かされているのかなと思いました。
この頃から学校でも、3DCGを用いて人形制作している人が多数おり、3DCGが世間一般にも浸透してきたのを実感しました。
個展「無常」 RUNAへ
2019年には初個展「無常」を開催し、そこで本当の自分らしく生きることを決意し、作家名を「豚肉肉」から本名の「RUNA」へと改名しました。
この経験は私にとって大きな転機となり、自身の作品やスタイルをさらに追求するきっかけとなりました。
しかし、コロナの影響により、エコール・ド・シモン、イベント、海外委託先が中止・停止、全ての活動が休止。
4年間のお休み期間となりました。
お休み期間は、地方と東京・三浦半島の三拠点生活をしたり、石川県に行って伝統工芸品を学びに行ったり、海外の友人が出来て英語・中国語を教えてもらったりと、アート以外での良い経験もたくさんありました。
復活
2022年に作家終焉として出展したデザフェスにて、ラフォーレ原宿の愛と狂気のマーケットからスカウトされ、復活するきっかけとなりました。
2024年現在では、百貨店や様々なイベントにも招待され、多くの場で作品を発表し販売しています。
ブースイメージは祭壇
私のブースは白を基調としており、コンセプト「一瞬の美を永遠に」に沿った祭壇やお葬式のイメージでデザインしています。
全ての作品には、10代の頃立て続けに知人が亡くなった経験から、滅びや時間の停止、そして死へ向かう意味が込められており、観る人に深い感慨を与え、制作を通じてファンの皆さま・お世話になった方々へ還元することを目指しています。
私の作品を通じて、少しでも心に響くものを感じていただければ幸いです。
ぜひ、私の世界観を楽しんでいただければ嬉しいです。
ここまでお読みいただき、心より感謝申し上げます!
RUNA
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