電車クラスタ

クラスタを見つけ方

クラスタの話を以前しました。Twitterでの「何か同一の方向性をもつ興味・思考のグループ群」というのがクラスタで、クラスタを見える化したいって話です。

んで、さっそく実際プロトタイプを作ってみました。
ざっくりとした仕組みはこう。

技術的な詳細は、noteよりもQiitaがいいかなとそちらに載せました。
はぐれものなりにの気を使うのです。

今回は「技術寄りのVTuberクラスタ」を見つけたかったので、コアメンバーにVTuber・VR技術をツイートするアカウントを選んでみました。
しかしながら、結果は「普通のVTuberクラスタ」というリストになりました。まぁ、これはこれで他にはないし何かに役立つかも。

クラスタ上位100位のリストは、Qiitaの記事にあります。
結果をTwitterのリスト化したものはこちら。

やってみて感じたこと

さて本題。
結果として改良すべき内容であった、とかその辺の技術的な話ではなく、やってみた感想を述べさせてもらおうかと。

そもそもの話です。
なんだかもやもやする「見えない別集団への所属欲」とでも言いますか、表裏一体で存在する「孤独への不安感、現状の所属への不満感」と言いますか。そういったはっきり言えない感情が今回の原動力だったのではないか、と振り返ってみて感じました。

しかし、これはひょっとして「人間として、サバンナの中では一人で生きていけないから集団に所属するやつだけ生き残って進化した名残」なのではないかと。そして今は、一人でも国のおかげで死なないから、機能不全になってしまっている生体アルゴリズムであると。

中世あたりの村の社会のころはまだ機能していた。村全員が知り合いで教育や医療や自警を自分たちでやっていて、コミュニティは機能していた。
それがTwitterのクラスタという、会ったことない人同士が「私のいるお絵描きクラスタはクッパ姫を書くので盛り上がっている!」などと虚構の繋がりで所属感を得ている。それだけ、リアルコミュニティが死んでいるということだろう。

クラスタなんてもは見えなくて良かったのではないか。
そもそもクラスタなんてものは存在しないのではないだろうか。
所属欲を偽りの所属感で満たす自己欺瞞なのではないだろう。

熱い所属欲からの冷めた虚無感へ。

熱しやすく冷めやすい人格ならではのモチベーション高低差ジェットコースターを、プロトタイプ作りで味わってしまったのでありました。


なんてね。
知っているんだ。この虚無感すらも偽りであることを。
クラスタ見つけるアルゴリズム作り直すのめんどくさい、ってだけ。
言訳でっち上げマンだ。

イノベーターたるもの失敗を繰り返してなんぼ。
虚無感の蜃気楼の先に新天地が待っていると、ひたすら鼓舞するしかない。
所属欲、虚無感、自己欺瞞。
そういった自然に抗うことが人間の素晴らしさなのだ。

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