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<XR(AR/VR)と法律>必ず問題になる責任の所在

おはようございます。
先日VRライブでかわいい美少女キャラクターに見惚れてしまった辰巳です。

今回は、いつも事故が起こってから注目の集まるテクノロジーと、法律に関して書きたい。

近年VR/AR市場が急拡大している。2019年度世界のVR/ARエンジニア需要が1400%上昇したという記事も記憶に新しく、業界が盛り上がることは非常に喜ばしいことだ。
しかし、ユーザー数が増加すると、事故の起こる各確率は上昇することはさけられない。

分かりやすい例を引き合いに出すと

自動運転の責任の所在


自動運転自動車が人を引いてしまう事故Uberが自動運転の実証実験中に自動運転の車が、人を引いてしまい死亡させる事故が起きた。

自動運転車による事故は、ドライバーの責任になるのか、システム・メーカーの責任になるのか議論されています。みなさん考えてみてください。

責任の所在は、自動運転レベルによって4段階に分けられます。

レベル1(加速・ハンドル操作・ブレーキのいずれかをシステムが行う)の場合の責任
基本はドライバーが運転操作を行い、一部をシステムが運転支援するため、ドライバー主体のシステムであり、事故による責任はドライバーにあると判断されています。
レベル2(加速・ハンドル操作・ブレーキの複数の操作をシステムが行う)の場合の責任
基本はドライバーが運転操作を行い、加減速操作やハンドル操作など複数の操作をシステムが行うが、運転はドライバー主体のシステムです。事故による責任はドライバーにあると判断されています。
レベル3(加速・ハンドル操作・ブレーキ全てシステムが行うがドライバー対応も必要)の場合の責任
運転操作がドライバー主体からシステム主体に移行するのがレベル3です。車線変更や分岐なども自動で行うことができますが、システムから要請があればドライバーが対応しなければなりません。2019年現在、事故の責任はドライバーが負うという方針が決まっています。
レベル4以降はドライバーが全く関与しない
2019年現在、実用化されていない自動運転レベル4以降のシステムは、事故の責任はメーカーの責任とされています。道路環境の影響がある場合は、管轄する自治体の責任となる可能性も考えられます。

グーネット引用<https://www.goo-net.com/magazine/110535.html>

レベル4の完全自動以外は、ドライバーの責任となる可能性が非常に高く、急な飛び出しを検知したとしても、自動車は急に停止できるわけではないので、事故を完全に防止することは難しい。道路環境整備や法整備が求められています。政府も自動運転実用化に向けての法整備と規制進めていく方針を固めていますが、法整備の遅れは


VRの責任の所在

VR/ARの法律の問題(責任の所在)は、ハード面とソフト面に分けること出来る。

ハード面:視界を遮るHMD使用時、人に怪我をさせてしまった/自分がけがをした/ものを壊してしまった場合の責任の所在

ソフト面:VR酔い

VRはハード側とソフト側の責任分担が問題
基本的に現在のVRは、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着し、ゲームを楽しむ。

近年トラッキング技術の向上によりかなり改善されてきているが、VR酔い・意識喪失や吐き気、実世界でのつまづきや転倒・追突などが起こりうる問題として挙げられます。

近年のVRコンテンツは非常に没入感が高く、仮想空間に身を置いていると夢中になり動きが大きくなりplayエリアを超えてしまうことは少なくない。
また、ほとんどの人が、自宅でplayしていることもあり、十分な距離を確保で切るとは限らない。スポーツや、戦闘メインのコンテンツだとコントローラーをかなりのスピードで振り回すことになる。
ゲームplay中の接触で、現実世界での事故などが起きた場合には、だれの責任になるのだろうか?
登場人物は、この3者だと思われる。

・ハードを開発した企業
・ソフトを制作した企業
・ゲームのプレイヤー

商品に「欠陥」があれば、製造物責任法で損害賠償請求することが出来る。

欠陥には、
・商品自体の欠陥
・説明不足
が含まれる。説明不足に関しては、すべての状況を想定することは不可能なので、開発側の責任がなくなることはないだろう。

ハードソフト共に安全表示には大変気を使っており、「使用前に周囲をよく確認し,障害物を片付ける」,酔いや吐き気などの症状を感じた場合は直ちに使用を中止するように呼びかけています

調べたところ、共同不法行為という制度(民法)があり、複数人が関与して他人に損害を与えた場合には、その全員が責任を負うそうです。
つまりプレイヤーは、ハードを開発する企業とソフト開発する企業の両方を訴えることが出来ます。

また、ここでは割愛しますが、個人情報の問題も個人情報の取り扱いにも問題になってきます。(どこの業界もおなじなので)

ARの責任の所在

次に、AR技術の法律問題には、どのようなポイントがあるのでしょうか?ARサービスは、そのコンテンツが、位置情報を持ち、スマホのカメラに情報を重ね、あたかもその場所に存在するかのように表示することになります。

現実世界での事故の責任は
爆発的にヒットしたポケモンGOは、それに関する事故なども増えています。
運転中のながら運転での事故、歩きスマホでの事故、ポケモンを追いかけ危険な立ち入り禁止区域への侵入の多発。

まだ、日本で判例などはありませんが、アメリカでは、事業者は、「危険な地域にはモンスターを表示させないような措置を取るべきである、このような措置を取っていない以上、注意義務を果たしたとはいえないのではないか」という意見も出てきているそうです。

しかし、まだまだ発展途上の業界ということもあり、法律の整備が遅れていることは明らかです。
法の整備が進み責任の所在が明確になることが、今後VR/ARの業界の発展には法整備が必須であると思われます。

とはいえ、業界が盛り上がっていることは間違いないのでご安心を!!
コロナでAR/VRは再注目されている分野です。まなぶ分野として間違いないとおもいますよ。


今回は、法律に関してでしたがいかがでしたか
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