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デジタルヒューマンの進化ー最先端の活用法は何か?ー

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。

ここ数年、3D画像処理技術が進んできており、どんどん写実的な表現が可能になっています。メタバース、デジタルツインなどが話題になっており、実際に活躍するモデルや俳優、スポーツ選手などをスキャンしてアバター化し、ゲームや映像などに活用する取り組みもさまざま進んできました。

冨永愛さんのアバターを使った三菱地所レジデンスの広告動画も話題になりました。

さらに、実在しない「デジタルヒューマン」を活用する動きもここ最近加速しています。そんなデジタルヒューマンの活用について、今回はピックアップしてみたいと思います。

■モデルやインフルエンサーとしての活用

モデルとしてInstagramやTiktokで人気を集めているimmaもデジタルヒューマンです。

40万人のフォロワーがいるimmaのインスタグラム

immaは化粧品やアパレルブランドなどの広告塔として活躍してきました。

immaより前だと、3DCG制作ユニットTERUYUKAが2015年に発表した「Saya」も、企業コラボをしたり、イベントに参加するなど活躍の場を広げつつあります。昨年秋には対話型のAIを搭載し、実際にSayaと会話ができるイベントも渋谷で行われていました。

immaもSayaも、実在の人物かと思うほど綺麗で表情もいきいきとしています。彼女たちの魅力的な部分に惹かれ、ファンも増えているのではないでしょうか。

そのほか企業がデジタルヒューマンを活用する例としては、KDDIのcoh(コウ)や、サントリーの「山鳥水生(やまとりみずき)」などが挙げられます。

広告塔やインフルエンサーとしては、色がついていないことや不祥事などを起こす心配もないという点でも活用しやすいのではないでしょうか。ただし、人間味を感じさせることもインフルエンサーとして活用するには重要なので、どういった性格なのかなどをきちんと設定して運用していく必要があります。

■接客での活用

2023年3月にはさらに新しい発表も相次ぎました。 NTTコミュニケーションズ、東映、NTTコノキューの3社は、デジタルヒューマン「CONN(コン)」が接客などを行い顧客対応におけるデジタルヒューマン活用の可能性を探る実証実験を行います。

実証実験施設の様子

デジタルヒューマン「CONN」は「LightStage(ライトステージ)」というスキャンシステムを使い、実在する人物の顔をスキャニングし生成されています。
動きについては、顧客応対のモーションキャプチャデータと音声データをAIエンジンに学習させ作り出しているそうです。

インターフェースとしてアバターが接客する例は徐々に増えつつあります。現状は遠隔で人が操作していますが、これがAIに置き換わっていくのではないでしょうか。(参考記事)

今後、店舗やホテルのフロントなどマニュアル化できる接客などはデジタルヒューマンとAIを掛け合わせたものなどになっていくのかもしれません。人が人だけにできるより専門性の高い仕事に注力できるようになるのは良いことだと感じます。

■映像関連の活用

また、デジタルヒューマンを使った動画制作も変わろうとしています。
Unreal EngineはMetaHuman Animatorの今夏リリースを発表し、誰でも高品質なフェイシャルアニメーションが作成できるようになると発表しました。

iPhoneカメラで発話する様子を撮影し、キャプチャしたものが「MetaHuman」に転送され、デジタルヒューマンが動くフェイシャルアニメーションが作成できるようです。こういった技術は今後ゲーム開発や映画制作などにも活用されていくでしょうし、今までの制作コストを下げることにも繋がると考えられます。

こういった技術進歩などからデジタルヒューマンを使ったコンテンツもどんどん増えていくことが予想されます。ソニー・ミュージックエンタテインメントはデジタルヒューマンアーティストの発表も行いました。

今後はデジタルヒューマンによる楽曲や動画が流行を作っていくのかもしれません。新しい活用方法が生まれていくことが楽しみですし、技術もどう進歩していくのか今後が楽しみです。

■デジタルヒューマンやアバターの活用は今後どうなる?

今回はさまざまなデジタルヒューマンの活用を取り上げてきました。
画像生成や映像生成の技術も向上しているので、より安価にデジタルヒューマンを作ることが可能になっていくでしょう。自分の顔の要素を入れながら、デジタルヒューマンとして写実的なアバターを作ることもできるようになるのではないかと思います。

VRCではオムニアバターを提唱しており、写実的な表現がされており、身体サイズなどのボディデータを含んだアバターを皆持つことで、さまざまなデータをデジタル化して管理し日常生活をより良くすることができると考えています。

今後もスキャン体験ができる場所や機会を増やしていき、アバターを持つことが珍しくないような世界観を広げていきたいと思います。


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