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文化服装学院で特別講義!バーチャルファッションの未来と3D技術をアパレルに活かす方法について語ってきました

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。

12月上旬、文化服装学院様から機会をいただき、文化服装学院の学生に対して、弊社から特別講義を行いました。

文化服装学院のキャンパス

文化服装学院は、アパレル業界で数多くの著名人を輩出している由緒ある学校です。創立100年近い中で、日本で最初のファッション専門学校として、現在もリードし続けています。

講義に登壇したシェ代表(左)と、3Dファッションスペシャリストの李さん(右)

講義の内容は「バーチャルファッションの未来とデザイナーとして3D技術をどう活かしていくか」というもの。
VRC代表のシェさんと、3Dファッションスペシャリストの李(イ)さんが登壇しました。

今回の講義に参加したのはデザイナーの卵たち約170名。見慣れぬスキャナやアバターの映像に興味津々でした。

まずはVRCのソリューションについて説明。事前に文化服装学院の先生にも協力いただいてスキャナで撮影させていただき、3Dアバターを撮影してどんなことができるのか?という事例の紹介をしました。

スキャナを使い最速で3Dアバターが生成されることを説明
先生のアバターを使って、バーチャル試着について説明

先生のリアルなアバターがダンスするシーンでは、会場から笑いが起こり、「すごーい!」「やばくない?」というコメントも聞こえてくるほど大盛り上がりでした。

その後、バーチャルファッションの広がりやアパレル業界の環境汚染問題、サステナブルファッションについての取り組みの必要性などについて、シェさんから説明。学生たちも真剣に聞いていました。


そして後半は、3D技術を実際にどうやってアパレルの仕事に取り入れていくか、ということをVRCの3Dファッションスペシャリストである李さんからお話しいただきました。

李さんは、実はVRC入社前は文化服装学院の講師を勤めていた経歴の持ち主。
講師時代に3DCGを勉強し始め、その技術力を高めて貢献していきたい、とVRCに入社を決めたそうです。現在はアパレル業界でも稀有な3DファッションスペシャリストとしてVRCでバーチャル試着ソリューションの自動化などの開発に携わっています。
(李さんにインタビューもしているので、こちらも合わせてご覧ください↓↓↓)

今回の講義では、李さんが3Dファッションスペシャリストとして関わった過去のプロジェクトの説明を、実際の作品などを交えながら行いました。
その中では、パリコレ出展も果たした某有名ブランドとの取り組みなどをバックグラウンドインタビューの映像も含めて学生たちに紹介。
3Dファッションスペシャリストとしてどうやってコレクションに貢献してきたか、3DCGにアパレルの知識をどう活かしてきたかという話をされていました。

李さんの作品の紹介。3DCGで布の質感なども再現しています

実際に仕事に活かしている様子を学生たちはメモを取りながら真剣に聞き入っており、講義が終わった後にたくさん質問もでました。

  • NFTが流行っているが、アナログで服作りをしている自分たちはどう関わっていけばいいのか?

  • ソフトを使って服作りをしているという話があったが、仮縫いなどもそのソフトでできてしまうのか?

  • 韓国のアイドルにもアバターを使っていてミュージックビデオなどでアバターを躍らせているものがあったが、その動きと比べると先ほどの先生のアバターの動きはぎこちないように見えた。それはあえてなのか?

などなど…。講義終了後にも、個別に質問に訪れる学生さんも多く、本当にたくさんの方に質問をいただきました。

学生さんたちの質問に答えるお二人

インターン募集もしていることなども紹介したところ、興味があるという学生さんも多く、終わった後に話を具体的に聞きに来てくれました。
普段よりも学生からの質問が多かったと先生も驚かれており、本当に多くの学生に興味を持っていただいたことを感じました。

未来あるデザイナーの卵たちが、今回このバーチャルファッションの特別講義を聞いて、これから先の製作や仕事に活かしてみたいという思いを持ってほしいですし、実際に活かしていく方が一人でも増えたらいいなと思います。

VRCでは、今後も機会があれば教育支援などを通してアパレル業界の未来やDXに貢献していきたいと思っています。
今回機会をいただいた文化服装学院様、本当にありがとうございました。


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