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フィットネスやヘルスケア分野で3Dアバターをどう使う?自分の体型データが取れることで実現できることは?

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。

東京オリンピック盛り上がっていますね!
スケボーに柔道、体操、卓球など連日のメダルラッシュにインドア派の私も興奮しています。
開会式のドローンやピクトグラムのパフォーマンスも日本的で面白かったです。

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そんなオリンピック関連のニュースで気になったのは、選手村で使われているエアウィーブ社の段ボールベッド。一部SNSなどで耐久性などについて心配するコメントがあったようで、エアウィーブ社が正式コメントも出したようです。

選手の体型に合わせてマットレスを選んで使うことで、睡眠中の体への負荷を考えた設計になっているそうです。

自分もそうですが、マットレスってなかなか硬さ合わないですよね。こういう使い方ができるのはいいのではと個人的には思いました。

ある寝具メーカーでは、ユーザーの体型を3Dスキャンして身体のゆがみなどを測定し、マッチした寝具を提案するサービスも行っているんですよ。
そういう3Dスキャナの使い方もあるんです。

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アスリートも体調管理が大事ですが、健康管理は一般の私たちにも興味深いテーマです。このコロナ禍で運動不足になって自分の健康や体型について気にしている方は増えているのではないでしょうか。

そんな中、現在VRCでは3Dアバターをフィットネスやヘルスケア分野で活用できないかということも検討をしております。
ヘルスケア分野でどう使うのか?エンドユーザー視点、事業者視点でご説明します。

<エンドユーザー視点でのメリット>
体組成計やウェアラブル端末では、体重や筋肉量、BMI値、心拍数など様々なデータが取れますが、見た目の情報を得ることはできません。
また、自分自身で身体の各部位の採寸を行うことは至難の業です。

もしも、見た目の変化が一瞬でわかれば、モチベーションの向上などにつながるのではないか、また、誰かに計ってもらうのではなく、正確な採寸ができれば体型管理に役立つのではないか。そんなことを考えています。

去年よりどうなった、半年前からどうなったなどの経過を見て比較するのに使えると、ジムなどでトレーニングしている方、ダイエットに取り組む方などからは体型変化が視覚的にわかるので好評を得られそうです。

<事業者視点でのメリット>
ヘルスケアに特化したスキャナは、スポーツジムや健康診断などの会場で使うことを想定しています。
現在感染症対策や非接触が求められる中、身体の計測などには気を使いますよね。そんなときに、身長体重を測りながら、腹囲などもセルフで自動計測できたら、便利になりますし撮影時のスタッフの負担もさげます。

また、ジムに置くことで計測データを見るために、定期的な来店動機にもなります。トレーナーも体の変化が数値だけではなく見た目でわかるので、個別指導もしやすくなると思います。

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3Dスキャナで撮影した3Dアバターのデータならば、そのまま本人の体型を撮影できるので、簡単に採寸もできます。また、BMI値などと合わせてボディシミュレーションを行うことも可能です。

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真ん中が自分自身のリアルな体型、
右側が太らせたもの、左が痩せたもののイメージ

現在、ヘルスケア分野で活用できるようなスキャナも開発検討を行っており、先ほど述べた通りスポーツジムや健康診断の会場での利用を想定しています。

人が集まるところでは密を避けなければならないので、VRCのスキャナのようにハイスピードで計測までできるものがあれば、撮影時に人が停滞しないため感染症対策にもなります。
また撮影した見た目データ、採寸データは暗号化を施し、撮影した本人しかデータを引き出すことはできないので、セキュリティも万全です。

このような利用を想定して、ヘルスケア分野に特化したスキャナの開発をしていきたいと思っています。
今後詳細がよりはっきりしてきたら、ヘルスケア文脈での情報もお届けしたいなと思っています!


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