博報堂のメタバース構想とは?「生活者インターフェース市場フォーラム2022」イベントレポート
皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。
11月14日に株式会社博報堂様のイベント「生活者インターフェース市場フォーラム2022」が開催されました。
今年はオンライン配信とリアル会場のハイブリッド開催となり六本木にて執り行われました。テーマは「解き放たれる生活者 ーメタバースで生まれる新たな自由と可能性ー」。博報堂グループが考えるメタバースにおける取り組みや今後についてをテーマに、複数の講演が行われました。
最初に登壇されたのは、株式会社博報堂の水島社長。博報堂DYグループとしては、生活者インターフェース市場は「メタバース」「アバター」「Spatial Web(異空間ウェブ)」の領域があり、それらをスコープとした展開を考えているそうです。リアルとバーチャルの境目が曖昧になり、融合しながら拡張していく中、VRやARによる拡張世界を次世代インターネット空間と捉え、対応していくという主旨のお話をされていました。
その後、「メタバース」「アバター」「Spatial Web」についてそれぞれ有識者によるトークセッションがあり、アバターの回には弊社代表のシェーが登壇させていただき、東大の鳴海教授と共に分身としてのアバター、変身としてのアバターの活用についての可能性をお話しさせていただきました。
鳴海先生のVRを用いたさまざまな研究事例をお話しつつ、シェーからは今後リアルな自分のアバターを活用してどういったサービスなどが展開されるか?というテーマで講演をしました。今後アバターを活用した未来が開けていくようなワクワクするセッションになったと思います。
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また、来場されるお客様にも講演を聞くだけではなく、実体験としてメタバースへ自分が参加する体験をしていただきたいという思いから、VRCのスキャナを2台入り口に設置し来場者をスキャンする取り組みにも協力させていただきました。
当日は100名以上の方にスキャン体験をしていただきました。皆さんスキャンのスピードや自分そっくりなアバターが瞬時に生成されることに驚かれて、楽しまれていました。
イベントの最後には、来場者のアバターがメタバース空間に再現された渋谷のスクランブル交差点でキレキレのダンスを踊るというコンテンツも用意し、楽しんでいただけたようです。メタバースに分身を作って自分にできないことを再現するという体験を通して、肌でメタバースでのアバターの活用を感じてもらえたのではないかと思っています。
生活者インターフェース市場フォーラム2022」の様子はこちらの記事に詳しく書かれているので、こちらもぜひご覧ください。
今回のイベントの裏では大人数を短時間でスキャンするためにスキャンシステムをアップデートしてより早くアバター生成ができるようにしたり、スキャナに手の位置がわかりやすくなるようにマーカーをつけたりと、さまざまなアップデートも行っていました。当日もエンジニアたちが照明などを見ながらアバターの見た目の色味の調整などをして、本番に臨んでいました。
改めて、VRCのエンジニアたちの開発スピードの速さや、UXを大事にする部分などを感じて、とても尊敬しました。特に大きなトラブルもなく、イベントを終えられて良かったと思っています。
今後もスキャンシステムやUXのアップデートに努めつつ、企業様の課題解決や社会貢献に繋がるソリューションを創っていきたいと思います!
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