ビジネスでビジュアル化を利用するたったひとつの理由とは? #ビジネスグラレコ
結論から申せば「外在化」です。
with コロナで圧倒的に足りなくなったのは密なコミュニケーション
with コロナでなくなってしまったのは密なコミュニケーションだと思っています。
密なコミュニケーションでは、空気を読む、察するという能力が重要視されていました。 イノベーションや問題解決など複数の異なる知見・経験を持った人を集めれば何とかなっていたのかもしれません。
しかし、with コロナとなった現在では、コミュニケーションが多様化しています。リモートだけという場合も少なくありません。
多様化し刻々と変換する関係性
コミュニケーションの有り様が変わったことの他に、関係性自体が変わっています。多様化し刻々と変化します。
これまではモノ中心だったため、モノがあるところにヒトが集まるということがほとんどでした。一方with コロナとなりリモートが当たり前になると、モノ中心からヒト中心に関係性が変わりました。
より良いものを選ぶことも容易になるというメリットがあります。一方、コストや品質の面から新たなパートナーに変える。イノベーションのために新しい関係性にチャレンジするということも頻繁に起こります。
リモートや初めての相手とのコミュニケーションは難しい
何らかの問題が生じている状況であまり馴染みのない相手とコミュニケーションする場面を考えてみましょう。
よくあるのは、相手を責める、相手のしたことを責めるというカタチになってしまうというものです。こうなってしまうと問題解決どころか、逆に問題が悪化するということも起きかねません。
また、イノベーション等のお互いの自由闊達な意見交換が必要な場合だと、お互いに萎縮してしまいコミュニケーション自体が生じないということも起こります。
良い塩梅にならないとというのが問題だと思っています。
ビジュアル化で乗り越える
結論を言えばビジュアル化を使うということです。ではビジュアル化を使うのはなぜか。どうしてコミュニケーションが解決するのか。
大切なのは外在化
ポイントは「外在化」することだと思っています。
「毒親」「共依存」などの言葉を聞いたことはありますか。親子関係にうまくいっていない状況を「機能不全家族」と言うこともあります。これらの関係ではまさに、相手が悪い、相手が為したことが悪い、ということで関係性が悪化します。
これを解決する方法の1つが「外在化」です。問題だと思っていることを一度相手から切り離す。客観的に見える状態にしてお互いに話しあえるように誘導していくのだそうです。
会議室にホワイトボードが設置してあることが多いと思います。ホワイトボードに問題だと思っていることを書いていく。そうすることで問題がそのヒトやそのヒトが為したコトから分離されていきます。これが「外在化」です。
まとめ
with コロナで日々変わっていくコミュニケーションや関係性。昔に戻れば良いではなくその新しい関係性においてよりよいイノベーションを産んだり、ビジネスにおける様々な問題解決をする必要性はより高まると思っています。
そんな中で「外在化」。そしてそれを実現する「ビジュアル化」を活用することで一歩先にいくことができると思っています。
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