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書籍「レヴィナスの時間」を読んだよ

 内田樹さんの著作「レヴィナスの時間」を読みました。

「レヴィナスの時間」とは

書籍「レヴィナスの時間」

 こちらの書籍を読みました。著作者は内田樹さん。哲学者レヴィナスの講演録「時間と他者」の解説本です。「時間と他者」自体が難解な本とされています。

本書の関係者と背景

本書の関係者と背景

マルティン=ハインデッガー

 ドイツの哲学者。「存在と時間」で有名。後でナチス党員となる。

エマニュエル=レヴィナス

 「存在と時間」を称賛していた。ハインデッガーがナチス党員となるあたりから反発。

内田樹

 フランス語学者。レヴィナスの著した「時間と他者」に逐語解説をしたのがこの「レヴィナスの時間」

感想等

 結局のところ「言葉」という眼鏡で物事を見る。これが混乱を生んでいる印象を受ける。
 仏教で言えば「悟り」に近い内容。そもそも言葉では表すことができないというのがもともとのスタンス。一方西洋文明では「初めに言葉ありき」。よって何でも言葉で説明しようとする。それがボタンの掛け違いになっている様に思われる。
 コミュニケーションにおいて様々な問題が生じる。その根本原因を別の角度から見る。そういう内容に思える。

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