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グラレコ=論理思考+絵を描く

 グラレコするために必要なのはは「アンラーニング」が必要です。
 グラフィックレコーディング(グラレコ)を行うには、①ロジカルシンキング(論理思考)+②イラストレーション(絵を描く)の2つのスキルが必要です。両方をバランスよく持つことが求められます。
 「アンラーニング」とは一体何なのか。

グラレコ=論理思考+絵を描く

ロジカルシンキングとイラストレーション

ロジカルシンキング(論理思考)

ロジカルシンキングとは

 「思考」の目的は思考の対象に対する「メッセージ」を作り出すことです。相手に何かを伝えるために使うものです。
 伝えるためには図にあるように、①論理構造が成立している、②思考の筋道の納得性が高い、が成り立っている必要があります。
 絵がいくら上手くても上記ができていなければ伝わりません。

イラストレーション(絵を描く)

 イラストを単に描けば良い訳ではありません。①ひと目でそれだと分かる、②ロジカルシンキングのメッセージが絵として表現されている。この2つが必要です。さらに③情動を引き起こすことができればなお良いですね。
 ヒトの行動変容が促されることが大事だと思っています。矛盾がないことが確認でき、それが良いと直感的に思えれば、ヒトはその行動を行います。

もともとある能力を掘り出す

もともとある能力を掘り出す

 ロジカルシンキング(論理思考)とそれをイラストで表現すること。この2つをスキルはどうやれば得られるのか。
 私はこれはもともと自分の中にある「基本能力」を掘り出すことで得られると思っています。
 私たちは母語、日本人であれば日本語を話します。全くの白紙の状態から話ができるようになっている訳ではありません。日本語の運用能力は誰から教わっても「通じる」という意味ではほぼ同じレベルになっています。つまり、そのレベルにおいては「本来的に」備えているものだと思っています。
 論理的なこと、イラストを描くということ、この2つも一緒だと思っています。ただ、自分で教えていて分かるのは、勘違いしているヒトが多いということです。
 アンラーニングが大事だと思っています。

まとめ

 まとめます。

  • グラレコを描くための能力は全てのヒトがもともと持っている

  • 論理思考とそれに基づくイラストを描くということの基礎となる能力はもともと備わっている

  • 様々な思い込みや勘違いが上記を覆い隠している

  • アンラーニングでその思い込みをなくしていくことでスキルを得ることができる

参考文献

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