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その道に入らんと思う心こそ我身ながらの師匠なりけり ― グラレコ楽描術

 グラフィックレコーディング、グラレコ。学びたいという人は結構いらっしゃいます。「かきたい」。この気持を持つことが大事です。

やる気を出そうとしてしまう

 「頑張ります」。「練習します」。 グラレコ講師をしているとよくきく言葉です。しかし、この言葉を話した人はたぶんグラレコをかくという行動をとりません。やめちゃうと思います。

しなければならないをしたいに変える

 千利休の言葉にこんなものがありました。

その道に入らんと思ふう心こそ我身わがみながらの師匠ししょうなりけれ

 この歌は、利休道歌りきゅうどうかのはじめにまれており、学ぶ者の心構こころがまえを教えています。それは茶道に限らず、学ぼうとする気持ちをしっかりと持つことが大切であり、自分で学ぼうとする心こそが上達じょうたつへの第一歩であるということを示しています。

お茶の心ってなんだろう

 「しなければならない」を「したい」に変える。セルフコーチングでも言われていることです。昔の人もその本質に気がついていたんですね。

昔は弟子や新入生に雑用をさせていた

 昔なら師匠や先輩は弟子や新入生に対して「しごき」「雑用」をさせていました。これも「しなければならない」を「したい」に変える効果があったものと思われます。今どきこんなことをやってしまうとブラック、昭和と言われてしまいそうですね。

脳科学やコーチングを取り入れた学びを

 理屈がわかれば「しなければならない」を「したい」に変える様なワークショップデザインにすれば良いのです。私のデザインする講座はこの点に気を配っています。
 ぜひ参加してみてください。 

参考資料


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