20歳と10カ月
20歳と10カ月を迎えた僕は未だに社会的には尖っていると言われている。毎日満員電車の中で見るサラリーマンに近付きつつある僕は少しの諦めとそれの数倍の怒りを抱えながら揺られている。平安の世なら妻を娶って戦に行ってる歳だぞ!なにやってるんだ俺とか思う。
毎日のように聞かされる自己啓発的な内容をバカにしながらも自分はこのままでいいのだろうかと思ったりもする。
漠然とした不安というみんなが抱えているものを僕も同じように抱えている。それがポケットに入る日もあれば、リュックに入りきらない日もある。
みんな頑張ってるんだなぁなんて思いながら
僕は頑張ってないなぁと思って落ち込む。
諦めてセーラムに火をつけると余計に落ち込む。
今は大事な時期で今頑張ったことが後々差を生むことになるとか教授が言ってたけど、誰かを下に見て優越感を得るなんてクールじゃないと思ってる。
みたいな偽善的なことを考えてる。
そんなことを書いてるとワードに青い線やら
赤い線をつけられて採点されてることにまた
怒りを覚える。
歳を取れば怒りを忘れて丸くなるのかなとか思うけどそれはもう牙を抜かれた獣のように生きる意味をなくすことなんではないかなんて考える。
丸くなってもいいけどせめてスタッズがびっしりついた丸になりたい。
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