フランスの新幹線TGV、利用するならLCCが安くていい。
パリから南仏へ行くには、新幹線を利用する場合が多いのではないでしょうか。フランスの国鉄が運営するフランス版新幹線TGVは有名だとおもいますが、なんとTGVのLCC版（格安）もあるんですよ！
今回は、その格安版新幹線「oui」を利用してエクサンプロバンスまで行きました。
LCC版「Oui」チケットの値段
フランスは日本と比べると交通費は安いです。
この格安LCCも安いのですが、飛行機の同じで乗る日と時間帯によっても価格が変動します。
めちゃ安な時で16€とかもあります。例えば閑散期で平日で早朝だと安い。とかそんな感じです。値段を聞いただけで旅したくなります。
パリから南仏方面に行くときは30€ぐらいでチケットを買えたと記憶していますが、帰りはどうしても安いのがなくて泣く泣く100€のチケットを買いました。それでも安い！
自分の座席のある車両に確実に乗らないとアウト
▼ ご覧の通り行き止まり。ちなみに最後尾ではないです。
通常車両って端から端まで貫通してるじゃないですか。
ですが、このouiの車両は途中途切れたりしてるんです。行きどまっちゃう。
ホンモノのTGVの車両じゃなくてLCC版だったからなのかどうかはわかりませんが.....。
フランスの新幹線（以後TGV）の場合もし、急いでいて慌ててとりあえず車両にすべりこんで乗ったとしても、車両の中で移動できないので確実に自分の座席の車両に乗らないと、ずっと立ち乗りになってしまいます。
なので、TGVに乗り込む際には、確実に車両を確認して乗る必要があるのです。
しかも！ そこへ運悪くコントロールがきてチェックされたら罰金をはらわされしまう可能性大です！( ﾉД`) 本当に容赦ないので.....
▼ こちらの記事にコントロールのこと書いています！
以前、前の座席にいらしたご婦人が巡回してきたコントロールにチケットを見せたら、確か席が違うとかそんなで罰金を払わされていました。お気の毒にって感じです。しかも罰金はカードで切っちゃうので、後から紙がくるとか、もう逃げられません！ひぇ~
座席の向きは固定式
座席の配置はこんな感じです。日本の新幹線のように進行方向に応じて座席の向きを変えるとか、お友達と4人だから向き合ってBOX型にするとかできません。
完全固定なんです！
面白いのが見知らぬ者同士で向き合ってても、あまり気にしてない感じだし、いいなぁと思ったのは子供がキャッキャしていても家族と思ってしまったぐらい隣にいる人も温かい目でみてくれることです。
パリのリヨン駅から出発
▼ コスプレではありません。Oui（格安新幹線）の内装と同じ色のユニフォーム、アニメみたいでかわいい。
エクサンプロバンスへは、パリのリヨン駅から出発します。
リヨン駅はいろんな路線が乗り入れてる大きなターミナル駅です。通常のTGVと並ぶ場所も違うので乗る人は注意が必要です。
え？っていうような端っこのほうでした。TGVの入り口は華々しかったです。
今回乗った停車駅はというと、パリのリヨン駅を出発して、リヨン、アヴィニョン、エクサンプロバンスです。終点はマルセイユ。日本の新幹線と同じく停車駅が電車によって異なります。所要時間は約3時間
合理的より実用的より大切なのはデザイン性
▼ 「バー」と呼ばれる簡単な売店がある車両です。
テーブルの曲線といい、半円のランプといい、バーの内装もおしゃれです。さすがフランスの個性がにじみ出ている車両です。
フランスの路線バスもそうなのですが、いかにして多くの人を押し込める構造にするか？というのは完全に無視して、そんな観点で設計してないであろうところが好きなところです。
路線バスの後方部分なんて、サロン型の椅子の配置になってるし。もうそういう無駄にデザインに凝ってるところがいい。
デザイナーや設計士が、「こんな風にしました！」と提案したら「もっと効率を考えろっ！」とかって上司が絶対言わないんだろうな。うらやましい。（そういう妄想）
人も少ないし、コーヒーも安いし言うことなしっ！
ひたすら田園風景を走る
見飽きるぐらいにずーーーーーっと畑が出てきたと思ったら、次はお花畑がひたすら続く・・・ みたいに北海道のようにどこまでもまっすぐな道が永遠とあります。
さすが農業大国！こんな永遠な畑をどうやって収穫するんだろうかなどと思いながらぼーっといろいろ考えたりして。食べ物を自国でこれだけ作ってたら確かに安くもなるのかな。などなど思いながらつい長居をしてたら
めっちゃおしゃれなパパがーー！！
全体の配色がカンペキ！すごい似合いすぎてて見とれてしまいました。自分を良く知ってらっしゃる。
カンペールのオレンジの靴に紫のパンツにグリーンのロンTはなかなか着こなせる人って少ないんじゃないかな。
どこまでも自由だ！自分は自分
ボクちゃんも、カンペールのお靴なの。かわいい
車両にはドラゴンボールが！
エクサンプロバンス駅です。
この車両はドラゴンボールのプリントがされていました。ドラゴンボール観たことないのだけど、海外でも大人気なんですね。
自分が描いたわけでもないくせに、こんな時ってなぜかずーずーしく日本が誇らしくなったり・・・
エクサンプロバンスは「泉の街」ということで噴水があっちこっちあります。この街の印象は「パリを広々と小ぎれいにしたみたい！」でした。
パリと何がどう違うの？と聞かれたら 迷わず「空気」と答えます。
空が抜けるように青く、どこまでも異常なまでに真っ青なのです。太陽も強すぎて白いのです。
太陽は「赤」だと決めちゃダメですね。
・・・
最後までお付き合いありがとうございました('ω')ノ
また明日もこの時間に！
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