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「ボナペティ!」と気軽に言える世界を羨ましく思ったこと。

ボナペティ!

以前パリの街中にいた時のこと、
「きゃぁぁっ!!」と声がしたので振り向くと
転びかけた女性を2人の男性がすぐさま手助けていた。

女性は、ズッコケただけで怪我もなさそうだった。

男性2人は笑顔で女性になにか話しかけている。
女性も、恥ずかしいやら自分がおかしいやらで
ゼスチチャーで大丈夫!大丈夫!

男性たちは立ち去り際に女性に
手を振ってこう言った

「ボナペティ!」

その時、女性が手にしていたのは食べかけの
「パン」だった。
食べてる最中に自分がコケたことが
おかしかったのか
女性も笑いながらでメルシーと言っていた。

この状況で「ボナペティ」を使う
センスに圧倒された。

「転んだ」という恥ずかしい
記憶を楽しい記憶に書き換えて
しまえるのではないかとおもうほどの
「ボナペティ」だった。

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ボナペティとは「召し上がれ!
の意味で、パンを食べてる最中にコケたので
立ち去り際に(引き続き)「召し上がれ~!」

と挨拶していたのだった。
なんとも、ユーモアのある!!

このやり取りが見ていて微笑ましく
しばらくは心が温かかった。

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こんなことが、無意識にできる人が....
世界が羨ましい。
そんなことが、とっさにしかも
さりげなくできることに感心した。
国民性か、社会かなにかわからないけど
とにかく、こんなことが繰り広げられる世界が
羨ましい。
こんな日常をちょっと覗けたのが、嬉しくなった。

このシーンを時々思い出す。


......という話

もう、なんてみんなフランクなんだ!
羨ましすぎる!


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なんでなんで?どうしてフランス人って
そんなにナチュラルにできるの?

しかも、見知らぬ男性に言われても
嫌がらない(そぶり)女性
それで思い出したけども、

混雑している電車で人と触れても
女性たち、あまり気にしてなさそうな気もする。

どうしてなんだろう......
やっぱり日本が特殊なんだろか

ただ
平和なほのぼのした暮らしに憧れが増してくこの頃。
DNA的に自然に戻る準備が始まったか....?


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