市民活動団体による「災害時できることリスト」をつくろう
今年も災害シーズンが近づいてまいりました。
我々が活動する岐阜県関市でも、平成30年7月に豪雨災害があり、災害時における関市市民活動センターとしての役割は何なのかを問いかけるきっかけとなりました。
現在、岐阜県では、災害時の災害ボランティアセンターをスムーズにいくために、行政、社協、中間支援団体が連携して、平時から取り組んでいく情報共有会議を進めています。
そういった取り組みの一環で、関市市民活動センターでは、約300の登録団体向けに、災害時に皆さんの団体はどんな協力をしてもらえるのかを登録する「災害時できることリスト」の作成を進めております。
なかなか最初は、「私たちは、災害支援の団体じゃないし」と答えていただけないところも多かったのですが、説明していく中で、返信も多くなり、充実したリストにできそうです。
例えば、こんな感じ
(犬の支援をしている団体)避難生活時にペットを預かる、
(子育てサークル)復興作業中に子どもを預かる、
(英会話サークル)外国人に向けて分かり言葉で支援策を伝える
(絵画教室)絵手紙で励ましの便りを出す。教室の時寄付金を募り寄付。子どもに似顔絵の講師。
(女性団体)復興作業中に子どもを預かる。会員が70歳以上の高齢者ばかりなので、長時間はできません。本を読んだり、わらべうたなどで遊んだりは短時間はできると思います。
(生花サークル)花を通して多くの人に安らぎ癒しを伝える。(感じてもらう)
(紙芝居劇団)避難生活が長くなった時心のケアに紙芝居うかがう!「読み聞かせ」や「歌」を子ども対象に行う
(スポーツ)軽運動の支援
(アレルギー支援団体)市の防災担当の方とアレルギーのある人の把握と食べられる食材確認、アレルギーの食品調達など。
(ヨガサークル)イスに座ってヨガ、寝ながら骨盤調整、市政改善、心身リラックス、めいそう、(心から体を整える、体から心をととのえる)両方からアプローチできます
いかがでしょうか。
地域の課題解決に取り組むような団体でなく、生涯学習のサークルでも、やれることを考えていただいていてとっても嬉しい回答が届いています。
日常の活動の中で、災害時について考える機会はありません。
こういったアンケートをもとに、では自分たちは何ができるのか、少しでも考える機会にしてもたことが大切ではないかと思います。
関市市民活動センターでは、この「災害時できる事リスト」を行政や社協との情報共有会議でも共有して、いざと言う時に、動き出せる体制をとっていきたいと考えています。
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