見出し画像

児童養護施設で生き残るために

児童養護施設には全国に1名分の心理職員が配置されています。施設によってはそれ以上配置されるようになっています。
ただ、その働き方は施設によって大きく異なっていることでしょう。
ケアワーカーと同様に泊まりをしながら書類上”心理職”となっている方から毎日大学院で学んだような毎週50分の心理面接だけを行っている方まで様々だと思います。

私もその中の1人。
大学院では心理職として自信も持ち、学んだことを活かして、この領域で子どもと関わろうと思って施設の門を叩きました。施設は自動ドアだったから勝手に開いたけど・・・というか、飲み友達のおじさんに誘われて渋々入ったのが正直なところ。

就職してからの私は、今振り返ればおそらく、めんどくさいタイプの心理士だったと思います。
すぐに解離だの、投影など心理ワードを連発するメガネヅラは、今思い出すだけで胃液が逆流しそうな勢いです。
そんなめんどくさい心理士も10年あまり、同じ児童養護施設で仕事をさせてもらっています。職員の中でも名簿を上から探した方が早くなり、色々な仕事が回ってくるようになりました。
そんな私がここまで長く働き続けられたのは、施設の温かい目があったから。
その上で、自分なりの工夫はあったのだろうか、それを思い出しながら記録に残そうと思い立ちました。

私、個人はお金がもらえるなら、どんな仕事でもやろうというスタンスで、心理職としての哲学や信念なんて、皆無。オリエンテーションも、そんな言葉あったなぁというくらい何もない状態です。
そんな私なので、誰でもできそうなHowtoだけを日記のように残していこうと思っています。


これから福祉施設で心理職を目指す人には「こんなものなのかなぁ」と思って、ぜひ施設のドアを開けてほしいなあと思います。
働き始めた方は、できそうなものから、自分のキャラにあった形でやってみてもらえると良いかなぁと思います。

これから、毎週木曜日に更新をすすめていきます。
ご興味ある方はフォローやご感想をお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?