自分探しの正体
現在、多くの人たちが悩んでいる
「自分のやりたいこと、好きなことが分からない」
「自分の向いていることが分からない」
といった「自分探し」に関わる悩みがあります。
私も例外ではなく、常に「自分は何がしたいのだろうか」「自分の才能」とは、と毎日モンモンとしながら自問自答してきました。
現に、自宅には自己啓発の本が山積みになっています。おそらく自己啓発の為に1,000万円以上はかけていると思います。
それだけの金額をかけて学んだことは
「自分は何者でもなく、自分でしかないということ」
でした。
人から賞賛されるような素晴らしい才能が自分に元々あって、探し続ければそれが見つかると思っていましたが、そうではありませんでした。
むしろ、「自分」とは作るものであり、いきなり「何か」になれるわけではないということです。
もちろん、中には、生まれつき足が速い、音感に優れている等、遺伝子レベルで才能を有し、結果的にその才能を生かした職業に就いている人たちもいます(羨ましいですよね)。
ただ、そうした才能に恵まれた人たちも、その才能をどこまで伸ばせるかは分からない状況の中で、日々時間とエネルギーをその分野に費やしてきたからこそ、才能を活かして「プロ」と呼ばれる領域に達することができたのです。
つまり、
生まれながらの「プロ」はいません。「プロ」としての自分を形作ったのです。
それでは、私が今まで膨大な時間とエネルギー、お金を費やしてきた時間が無駄だったのかというと、決してそうではないと思います。
自己啓発本を読みまくり、色々な人たちに出会い、インスピレーションを受けて自分自身でそれを考察し、行動に移すという一連の作業は私に多くの学びと成長の機会となりました。
そして、そこで学んだことが、今の私を形作っています。その知識と経験があるからこそ、それらを学ぶ前の自分にはなかった視点でもって物事を判断し、行動出来ています。
何よりも、自分が学び、考えたことをシェアしたいという「やりたいこと」を今、実現出来ています。
もう一度言わせてください、
自分とは「探すもの」ではなく「作るもの」ということです。
少しでも何か参考になれば幸いです。