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猿の惑星(1968)を観て唸った話


皆さんこんばんは!

本日は土曜ですが、朝7:00に起きて朝ごはんを食べることが出来た時点で非常に達成感を感じました。

怠け者の自分に一矢報いることが出来てよかったです。


さて、本日は観た映画の雑感を書いてみようかなと思っています。

レビューと言えるほど、特定の観点に対して考え抜いた結論を示すものでもないので、あくまでも雑感程度だと思って頂けますと幸いです。

そして、要注意なのが大いにネタバレを含みます

特に本記事で紹介する『猿の惑星(1968)』については、初見を楽しみたいとお考えの方にとって、ネタバレが致命傷となります。

それでもいいよ〜という方のみ読んで頂けますと幸いです。


あらすじについてはwikipediaが本当によくまとまっていたので、そちらを引用します。

■ 総評

総評としては文句なしに面白い映画でした。
自分の人生において、観ておくべき映画の1つであったなと確信をしております。

一言で言うと、ラストで隠された真実が暴かれる系の映画でした。

名作過ぎて楽しむことができる観点が多すぎるのですが、自分は特に「科学的に証明された真実は幸せをもたらすのか?」と「人類は地球に幸せをもたすのか?」という2つの問いを自分に投げかけながら試聴しました。


■ 科学的に証明された真実は幸せをもたらすのか?

本映画においては「猿は元々人間から進化したと言う仮説」を猿側のジーラ博士と考古学者のコーネリアスが検証していく、という流れでストーリーが進行していきます。

仮説を実証するために証拠を示していくのですが、周囲の猿たちは信じるどころか話を聞こうともしません。

なぜなら自分たちの世界の常識というものを疑おうという発想がそもそもないからだと思っています(ただ1人、ザイアス博士を除いては)


この状況は現代の日本社会、もっと言えば普段生活をしている中でもしばしば見られるものでしょう。

思い込みで真実を歪めてしまう、経験からしか物事を判断できないなど、科学的な専門知識を持たざる者は歪んだ現実を認識しがちです。


このことは、自分が思い込みで人の意見を否定していないかを内省するきっかけを与えてくれました。

この内省はいくらやっても足りないくらいだとは思いますがw
常に事実に対して真摯でありたいものです。


■ 人類は地球に幸せをもたすのか?

こちらの問いの方が、この映画の本質的なメッセージに迫るものでしょう。

ストーリーは、初め「人間が猿に支配されている見知らぬ惑星」という前提の元進んでいきます。

そして、ストーリーのラストシーンで主人公は「人間が自滅し猿が生き残った地球」であることを、風化した自由の女神像を目撃して悟るのです。


非常に皮肉な話ですよね。

主人公は人間であり、人間としての矜恃を持って "下等な種族" である猿に屈しず、最終的には猿たちの追撃から解放されるわけです。

そして自由になった主人公の目の前に現れる崩壊した自由の女神像。
主人公は人間が愚かな殺し合いの果てに自滅したことを悟るわけです。

人間としてのプライドは崩れ去り、その間に泣き崩れます。


この顛末はそのまま、現代を生きる人類の生き方にも問いかけをしてきます。

作中でザイアス博士が放った言葉が非常に印象に残っています。

人間が優れていたならなぜ滅びた?
霊長類の中で人間だけが娯楽や欲望のために命を奪う
土地を奪うために兄弟を殺すのだ
人間を繁栄させるな

非常に心に引っかかるセリフですよね。。。

戦争や人種差別を風刺しているようにしか見えません。


■ 終わりに

やはり映画はいいですね。

物事を深く考えたり、内省して行動を改めるきっかけをもたらしてくれます。


そして一つ大きく反省しているのが、素晴らしい映画のレビューはガチで書かなければだめだ、と今書きながら思っていることですw

よし、映画レビュー用のマガジンを作ります。

今後も人生を豊かにするべく、たくさん映画は貪っていこうと思いました。

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