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【チェルシーの5番と8番と17番】-21/22 EPL 第4節 チェルシー v.s. アストンヴィラ-

 さぼってしまったので軽く載せておきます。

 21/22 イングランドプレミアリーグ第4節 Chelsea V.S. AstonVillaのゲームは3-0で内容面ではアストン・ヴィラ、スコア面ではチェルシーが勝ったゲームでした。その中でも両指揮官の修正は素晴らしかったです。

Abstract

 前半からハイプレスに出たアストン・ヴィラでした。このハイプレスに寄ってチェルシー側にいくつものトラブルをもたらしました。しかし、先制点を奪ったのはチェルシーでした。前からはめに行ったヴィラに対してコバチッチがうまく交わしそのままルカクに…という流れでハイプレスではめに行くチームで一番イヤなことが起こってしまいました。
 その後もヴィラが4局面で優位に立ったまま前半を終え、後半に入りました。ここでサウールに変えてジョルジーニョの投入。この試合の大きなターニングポイントでした。後半早い時間にミスからヴィラが失点。最後にルカクって感じでした。

得点シーンの振り返り

 1点目に関しては、Abstractで書いたとおり細々のうまさはありますがハメに行ってひっくり返されてそのままって感じでしたね。

 2点目も今回は言及しません。

 3点目は少し書かせてください。
  中盤のツィエクがターゲットをうまくかわしてアスピリクエタにパス。アスピリクエタがミングスをかわし、ルカクに配球。ルカクがノーステップでズドン。というシーンなんですが、2枚目のルカクの動きがまさにストライカーの動きでしたね。

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 ここで、ヴェルナーが引っ張ったところでトゥアンゼベがアスピリクエタに目線がうつるんです。その瞬間に一気にルカクはコンサの背後に動きだしているんですが、この動きがもうオフザボールの権化みたいな感じがして紹介したくなりました。

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My”Man of the match"

 今回は、チェルシー側は、青5番ジョルジーニョですね。
 後半からの出場だったんですが、チームに落ち着きとコバチッチとのバランス感覚が長いことあって素晴らしかったです。人とボールを動かすのがめちゃめちゃうまいですよね。トランジションの局面でも頑張っていたので今回はジョルジーニョにあげます。

 アストン・ヴィラ側は、赤7番マクギーンですね。
 4局面(攻撃、ネガティブトランジション、守備、ポジティブトランジション)全てで顔を出して走れていたと思います。この選手だったらリヴァプールの補強にはめちゃめちゃ合うと思いますね。ティーレマンスとかはめちゃめちゃいい選手なんですが、高いからマクギーンのほうがリヴァプールのサッカーには合うと思います。

Conclusion

 この試合では、中盤が鍵を握りました。
 チェルシーでは、プレミアのスピード感に戸惑いを見せミスが目立ったサウール、相方が変わるとこうも変わるのかと見せつけたコバチッチ、後半から入ってチームに落ち着きを戻したジョルジーニョ。
 アストン・ヴィラでは、4局面で走り強さが出ていたマクギーン、若くテクニックもあるラムジー、守備的な局面では圧倒的だったドウグラスルイス。
 アストン・ヴィラが改めてタレントいっぱいのチームであることを知らしめたというか知らしめられたゲームでした。
 そして、やっぱりルカクとメンディがすごすぎますわ。

Focus

 ここからは自分がいいなって思った場面を振り返っていこうと思います。

 6分 ラムジーの中盤の脇からの侵入の場面

 ドウグラスルイスからラムジーに渡ったところからサウールが剥がされて脇から運ばれるシーン。最終的にマイナスのクロスを入れられてしまったので痛いところを疲れたって感じですね。
 少し関係ないですが、この試合サウールは攻撃面のミスをよく指摘されると思うんですが、守備の局面でもなかなかやらかしてましたね。まだまだこれから実力が見れると信じています。コバチッチが出ていったあとに中盤のスペース埋めずにボールに寄っていってしまって大事なエリアを使われたり、このシーンでは中盤から前に出ていく守備は割とタイトに前を向かせないところが大事なんですが、少し緩かったりと。

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 ここでラムジーが運ぶんですが、このときワイドにいたハドソンオドイの体の向きが外のターゲットに完全に向いているんですが、ここにオドイがあまりWBで使われない理由が含まれていると思います。ここは一度中央に絞りながら外も伺うというのがいいと自分は思います。ペナルティに入られるよりは外からクロス入れられたほうが5バックのチェルシーは対応が楽なので。

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アストン・ヴィラの前線のプレス陣形

 前半はアストン・ヴィラがチェルシーの後ろ5枚に対して、4枚で下のように守り、ルイスを余らせる感じでした。ここでコバチッチがリュディガーの脇に下りたり、アロンソが絞ったりしたんですがあまり効果的には回せなかったって感じでした。

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 ところが後半、ジョルジーニョ入れたんだって見てたらツィエクに結構ボールはいるなと。それは523から532にしたことで下図のようなことが発生したということだったんです。ルイスはツィエクに行きたいけど持ち場は離れられないなっていうところで中途半端に覗くことしかできていなかったですね。おかげでファーストラインを越すシーンがたった数分で前半よりもいい形でみられました。

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 ですが、ディーンスミスも黙ってませんでしたね。55分にラムジーをベイリーに変えて逆三角形に正三角形ではめにきました。いやすばらしい両指揮官ですね。このままアスピリクエタを投入して試合をコントロールしました。

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