見出し画像

ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―に再び行ってきた!【熱海編】

こんにちは!
2023年に金沢で開催されていたポケモン×工芸展―美とわざの大発見―がアメリカ展示を経て帰ってきました。滋賀開催を皮切りに国内巡回展示がスタートしております。
私は金沢開催にも行ってきたのですが、もう一回見たいな~ということでこの度、熱海開催にも行ってきました!(近い滋賀に行こう行こうと思ってたら終わってたなんて言えない)

そして、なんとなんと!新作も追加されています!引き続きポケモンをテーマにして制作していただいてるのはありがたいですね。
もしかしたら今後も巡回ごとに随時追加されるのかもしれません。一度行った人もまた行きたくなるサプライズ。


前回と同じく展示内容についてはふんわりと、現地情報やアクセス周りを重点的に書きます。内容はやっぱ現地に行って直接見てほしい!

ちなみに↓が金沢の時の記事です。

▼MOA美術館▼
https://www.moaart.or.jp/

▼ポケモン×工芸展 ―美とわざの大発見— 特設ページ▼
https://www.moaart.or.jp/kogei2024-sp/

内容1ミリもネタバレされたくない!って人は目次から詳細情報まで飛ばしちゃってね




ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―@MOA美術館

なっくらげ、熱海初上陸

今回、熱海には7月の三連休の日・祝の二日間滞在しました。初熱海!
新幹線の駅があるのが便利ですね。関西からはひかりで2時間半くらいで着きます。

ここが熱海だよ、グソクムシャ

街中のあちらこちらにポケモン工芸展のポスターが貼ってあって、歓迎ムードが漂っています。駅前の家康の湯にもポケモン工芸展のポスターが吊ってありましたが、絶妙にマッチしていてました。

私は昼前に着いたので、昼食をとってから美術館へ。飲食店は熱海駅内や駅前の商店街にもたくさんあります。てんぷら(練り物の方)や温泉饅頭も食べ歩き用に買えるので、軽くでいいならこちらもおすすめ。ところどころにベンチも置いてありますので空いてたら座れます。

じゃがバター天。食べ歩き用に用意してくれます

美術館には駅前からバスが出ているので、バスで向かいます。並び列ができていましたが、運よく一回目に乗ることが出来ました。
美術館までは距離的にはそんなに遠くは無いのですが、坂道の街なので徒歩はとてもじゃないけど厳しいと思います。体力は展示を見るのに使ったほうが良いです。
約7分間のバスの運転手さんの華麗な坂上りドライビングテクニック(?)をお楽しみください。

入口からは長い道のり…でも楽しい!

バスから降りたらすぐ目の前に美術館があります。入り口でチケットの購入ができます。前売りチケットやQRコードを持っている場合はそのまま進んで受付で提示して入館します。

入ると高低差60m全長約200mをエスカレーターで昇っていきます。天井や壁面の造形が美しいです。
なんでも、山を切り崩してこの通路を作った後に土や木を埋めなおして元の山に直したんだとか…。すっご…。金持ってる美術館だなぁ…。

SFっぽい雰囲気にもみえる通路にZちゃんもニッコリ


途中の円形ホールでは世界最大級の万華鏡が天井に投影されています。こちらも非常に美しいです。この作品のために作られた音楽が流れていて、ベンチも設置されているのでゆっくり楽しめます。

瞬きのうちに景色が変わっていきます


そのあとは屋内か屋外かでルートが2分岐します。晴れていたらぜひ屋外ルートでムアスクエアに出てみてください。海を見下ろせます。

ヘンリー・ムアの『キング・アンド・クイーン』。二人で海を眺めています。


本館到着

会場には特に迷わずたどり着けると思います。私が見に行ったときは、メインロビーに入場待機列ができていました。日曜だったためか人が多く、中に入るまで1時間くらいかかりました。立ちながら暇つぶしできる物があるとグッドです。

とはいえ、待機列のあるロビーの景色が良いので眺めているとあっという間に時間が過ぎます


金沢の時と来場層はそんなに変わらないかなという印象。家族連れのちびっこが多いです。海外の人が比較的少なかったかな、くらい。
ポケモンfit持っている人もちらほらいました。私も連れて行ってたので、こういうの見かけるとちょっと嬉しいです。あなたの相棒はその子なのね…。

門をくぐり、展示室の中へ。
イントロダクションの挨拶から始まります。ここの文章、ファンとしても結構嬉しい想いが書いてありますので、並んでる際にぜひとも読んでください。

見えないガラス!

事前にMOA美術館を調べたときに、ネットのレビューでよく見かけたのが“ガラスの存在感が無い”という感想。
これは美術館あるあるというか…照明が反射したり、作品との間に自分が映ってしまったりして見えにくかったりするんですよね。特に最近は写真撮影OKの美術館も増えてきたので、カメラに写すと特に気になってしまうのです。ちなみにポケモン工芸展は、作品の写真撮影OKです(映像の撮影と動画はNG)。

本当に反射が無いんですよ…

ガラスが見えない!すごい!
いや、行ってみたらわかるんですけど本当にすごいです。普通に見る分にもガラスを感じさせないし、写真撮ろうとしてコツンとガラスにスマホがあたってやっとガラスがあるのに気が付くみたいな。
セキチクジムの仕掛けもこんな感じだったのかなぁと想いを馳せました。

2017年のリニューアルにより、現代美術作家・杉本博司と建築家・榊田倫之が主宰する「新素材研究所」が設計を手掛け、美術品の魅力を最大限に引き出す工夫が随所に施された展示空間を実現しました。展示ケースは床の間をイメージし、和紙を用いた畳を展示台としました。低反射高透過のガラスを用い、さらに鑑賞者の背後に黒漆喰の壁を設置すること で、ガラスの存在感を極限まで無くしています。

MOA美術館 館内MAPより

と、この点については美術館としても力を入れている部分であります。この美術館のスペックを最大限に引き出すためにも、ぜひ黒とか紺の服を着ていくことをおすすめします。

開催地によって見せ方が違う!

これはどっちが良い悪いとかではなく、巡回展の醍醐味みたいな部分でもあります。複数会場に行った人だけが感じられる!

左が金沢会場、右が熱海会場

上の写真のように絵皿も展示の仕方が変わっています。
他にもBOX型の展示ケースで360°から見られるもの、壁の展示ケースに移動したもの、様々です。
当然と言っちゃ当然なんですが、設備が違うため背景の色・ライティングも異なっています。特に大型展示物はかなり受ける印象が変わっていました。面白いですね。

新作はどれ!?

前述の通り、新作もありました!写真は割愛。ちょっとだけネタバレすると、金沢のときには発売されていなかったスカバイの作品が増えていました。
但し、会場では大々的に「新作です!」って書かれているわけではないのでそこは注意です。
前回の展示会が2023年3月21日~6月11日でしたので、制作年が2024年のものが新作ですね(2023制作で新作があったらごめんね)。



詳細情報

MOA美術館について

山側はどんより天気でした。それでも建物と緑とのコントラストが美しい。

2024年夏の会場は熱海にあるMOA美術館です。読みはエム・オー・エー美術館。館名は創設者の名前を取って「Mokichi Okada Association」の頭文字だそうです。

ちなみに私は時間と人の多さに負けて常設はほとんど見れませんでしたが、日本美術を中心に貴重なものを所蔵しているようです。富嶽三十六景の赤富士とかもあるみたい。お時間があればぜひ。

会期・開館時間

熱海会場の会期は2024年7月6日~9月9日です。夏休みシーズンの8月前半は休まず営業しているようですが、木曜日が休館日になっているので訪れる前にチェックしておきましょう。
MOA美術館の開館時間は9:30-16:30(最終入館は16:00まで)です。

ポケモン工芸展だけだと1時間+並び時間(1時間…?)といった感じですので、逆算して予定を立てましょう。MOA美術館の常設展示も見たい場合やレストラン・カフェを利用する場合はそれに時間を足して考慮すると良いです。

アクセス

熱海には新幹線の駅があります。ひかりとこだまが停車します。
東京からだとこだまで45分くらいです。近い!

MOA美術館まではバスがおすすめです。熱海駅前のバスターミナルからバスで7分です。一時間に2~4本間隔でバスが出ています。
下記のアクセスページにバスの時刻表があります。

▼MOA美術館 アクセス▼
https://www.moaart.or.jp/access/

私は一本目で乗ることが出来ましたが、バス停には結構な並び列ができていたので、時間には余裕をもっていったほうが良いです。土日祝や夏休みシーズンは一本見送る覚悟をしておいたほうが良いかもしれません。
急ぎであれば、タクシーで行きましょう。

駐車場もあるので市外から車でも行けます。3Fと繋がっている駐車スペースに止めることになるため、バスとは違う入り口で入館することになると思います。入場時にアートストリートや円形ホールは通らないと思いますので、万華鏡を見たい場合はエスカレーターを下って見に行く必要があります。

チケット

下記で事前時間指定券が購入できます。
現地で当日券を購入するより220円安いです。

中学生以下は無料。このチケットで館内の常設展示も見ることができます。

残念だったのが、時間指定チケットとなっていますが、展示室への並び列が時間指定チケットも通常チケットも同じだった点です。
Webサイトにも“混雑時は日時指定券をお持ちの方を優先してご案内いたします”とありますが、列最後尾の札を持っているスタッフさんに聞いてみると「全員この列にお並び頂いています」とのことでした。うーん…時間指定の意味とは…?もしかすると、美術館側で想定している混雑はこれ以上のものなのかもしれません。

私が訪れたときは日曜日でしたが、展示室内まで1時間ほどかかりました。空調は効いていますので熱中症の心配は低いですが、帰りの便の時間が決まっている場合は注意です。

もし、都合が合えば早い時間や平日に来訪するとよりスムーズだと思います。

荷物はどうしたらいい?

MOA美術館にもコインロッカーがありますが、前述の通りバスが込み合う可能性があるため、スーツケースなどの大きな荷物は熱海駅に置いていったほうが良いです。

熱海駅向かいのATAMIXビルにある有人の手荷物預かり所では、300円でスーツケースを預かってくれます。リュックは200円でした。コインロッカーもあります。

ここのめちゃくちゃいいところは途中の荷物出し入れOKなところです!お土産を買ったら預けているスーツケースを一旦引き取って、お土産を入れた後預けなおすことができます。店内には数は少ないですが椅子や机もあり、自由に使ってくださいとのことでした。めっちゃ良くしてもらいました。ありがたい!
営業時間は9:30~17:50までですので、それまでに引き取りましょう。

飲食店はある?

レストラン・カフェが併設されていますが、混雑していました。
美術館内はあまり自販機を見なかった気がするので、駅などでペットボトルの水を買って持っていくほうが無難だと思います。また、館内は涼しいですが、外は暑いので塩飴などもあったほうが良いかもしれません。
ただし、飲食は指定の場所でしましょう


そうだ、熱海行こう。

関東方面からは比較的アクセス良さげですので、関東民でまだ見てない人はおすすめです!日帰りも行けちゃう!でもせっかくなら温泉も海も入りたいけどね!

街で湧いてる温泉で作った温泉卵

前の記事にも書きましたが旅行行くとご飯がほんと美味いです。温泉も最高だった…!
梅雨も明けてこれから暑いと思いますので行かれる方は熱中症対策は万全に!特にバス待ちのときはやばい!


最後に。

おまえら、図録は最高だから絶対買えよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?