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急告!残り6名です

ボイストレーナーWillyです


昨日のお昼に、奄美シマ唄の結さんと
ランチがてら打ち合わせしてきました。

そこで、呪術性の話になりました。

民族音楽って、字面こそ「音楽」と
付いてますが、知れば知るほど、
一般的な意味での「音楽」の範疇を
超えています。

それは体育であり、
ヒーリングであり、
アイデンティティを強化する装置であり、
伝統の継承であり、
娯楽であり、
コミュニケーションであり、
創造性を育むものであり、
祭祀の一部であり、、、、

実に色々な側面・機能・効用があります。


呪術性を感じる奄美のシマ唄
https://youtu.be/DGsXK89wDmo


で、呪術性。

神道には、声で場所を清め、声で結界を張る、
「警蹕(けいひつ)」という伝統があります。

奄美シマ唄を聞くと、
一声目で場が一気に変わります。

そして、そこから紡ぎ出される旋律で、
場がどんどん変容していきます。

こういう「声の力」は
現代と違って、
人にとって「環境」が”理屈を超えたもの”
だった時代に生まれた、
知恵だったんじゃないかと思います。

しかし、実際に警蹕や、奄美シマ唄に生で接すると、
その呪術的な力は、
十分に現代人にも効力があると感じます。

警蹕の動画
https://youtu.be/_gCKLWLP5Sk


呪術性さえ感じさせる声の伝統芸能は、
警蹕や奄美シマ唄だけではありません。

呪術的な声、としてパッと思い出すのが、
アイヌのウポポです。

ウポポは輪唱形式の合唱で、
そこで使われる声は、さほど特殊ではありません。

そして旋律を単体で取り出すと、
すごくシンプルです。

ただし、若干の呪術性を感じさせます。

それが輪唱になって演奏されると、
一気に場が変容していきます。

ホラーゲームにも採用されたアイヌのウポポ
https://youtu.be/WokvUb-SQo0


上記の動画で紹介されているのは
アイヌの若手のグループ「マレウレウ」です。

彼女たちは、NHKのEテレに出演したり、
国内外で大活躍しているグループです。

しかし、安易な道に走らず、
伝統の忠実な継承者であり続けている
ことを大事にしています。

実際、昔、私が別のバンドで競演した時に、
その確かな技術と表現力で
日本の伝統文化に多い「保存会」レベルではなく、
現代でも通用する実力に大変驚きました。

マレウレウのプロフィール
https://www.tonkori.com/profile/


私の生徒さんからのリクエストもあり、
この度、ウポポの入門レクチャーWSの
講師をお願いしたところ、

忙しいスケジュールの合間を縫って、
メンバーのマユンキキさんが講師を
引き受けてくださいました!

彼女たちは普段は北海道に住んでいるので、
なかなか指導を受けることは出来ません。

また、参加者一人一人にアドバイスを
してもらうために、定員は8名で、
予約がすでに2名入っているので、
残り6名です。

この貴重な機会をどうぞお見逃しなく!!

詳細・お申し込みこちら
https://resast.jp/events/679384


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