リバプールFC(サッカー日本代表 南野選手在籍) に学ぶストーリーの大切さ
このnoteはVoicyの過去の放送の一部抜粋です。
記事を読んでみて詳細についてもっと詳しく知りたい方は、是非Voicyでお聴きいただければと思います。
今回のテーマはリバプールFCは何故多くのサッカーファンを魅了するかについてです
ヨーロッパのコロナの感染拡大は、少しずつですが収束に向かい、イングランドのプレミアリーグも6月17日から再開が決まりました。
今シーズンはリバプールが2位に勝ち点25差をつけて首位を独走しており、残り9試合のうち2勝すれば優勝するまで来ております。
リバプールといえば、監督のクロップが過去に香川選手を指導していたり、サッカー日本代表の南野選手が入団するなど日本での注目度もあがっております。
本日は、このリバプールから、ファンを惹きつける魅力、ストーリーの大事さ、ビジネスにどのように応用できるかについてまとめてみました。
リバプールを語る上で欠かせない3つのキーワード
リバプールを語る上で欠かせないキーワードが、私の主観も入りますが、「熱狂的なファン」「クラブの象徴ジェラード」「現在の監督クロップ」と言えます。
まず熱狂的なファン
収容人数5万人を超えるホームスタジアム アンフィールドでサポーターが合唱する「You’ll never walk alone=直訳すると君はひとりじゃない。俺たちがついていると直訳されます」。
この歌は圧巻で、チームを心強く後押しし、原動力にもなります。
この歌は、世界のサッカーファンの胸をうち、いまや多くのチームで歌われております。
続いて、クラブの象徴で1998年〜2015年まで在籍していたジェラード選手
1998年〜2015年に在籍した選手で、キャプテンシーと強烈なミドルシュートで湧かすことのできる選手です。
ジェラード選手を語る上で最も象徴的なエピソードは2004-2005年のチャンピオンリーグ決勝のイスタンブールの奇跡 と言えるのではないでしょうか。ACミランとの決勝戦で前半時点で3対0のビハインドから、リバプールが大逆転を飾ったことから、この出来事はイスタンブールの奇跡と言われるようになりました。
前半終了時に彼は諦めていませんでした。
彼はハーフタイムに立ち上がりこう言いました。
「リバプールは自分にとっての全てだ。このクラブが自分の知っている全てであり、そのクラブがCL史上に残る笑い者にはさせたくない。もし皆が自分を尊敬し、キャプテンとして愛してくれているなら、この試合を取り戻すために自分たちで埃を払う必要がある。」
これに鼓舞されたチームは、大逆転劇を果たします。
最後に現監督のクロップです。
クロップ就任後、積極的なスカウティングで、走れる選手を獲得していきました。そして、ボールを奪われたらすぐに奪い返して、ショートカウンターをする独自の「ゲーゲンプレッシング」というスタイルをリバプールでも確立しました。
また、彼は人心掌握術に優れた監督でもあり、戦術と上手く噛み合い今シーズンの首位独走につながりました。
リバプールから感じる応援シロ
こういった歴史とストーリーを持ち、多くのサッカーファンを魅了するクラブなのですが、チャンピオンリーグの大逆転劇を起こしながらも、プレミアリーグではなかなか優勝できないようです。
実際に2013年-2014年シーズンでは、優勝まであと少しというラスト3試合となった36節でジェラードのミスから敗北、その翌節の37節では3対0とリードしながら追いつかれて優勝をのがしてしまいました。
こういったアンバランスさが、応援しがいがあり感情移入でき、サポーターが熱狂するのではないでしょうか。
これは、キングコング西野さんのVoicyで時々出てくるキーワードである「応援シロ=すなわち完全ではない、どこか憎めない、応援したくなるということ」にも通じるんだろうなと、私はリバプールをみると感じております。
Voicyの放送では、この応援シロをどのようにビジネスに活かせるか、私なりの考えをまとめておりますので、詳しくは是非Voicyでお聴きいただければと思います。
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