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なぜサッカー界トップの代理人ライオラは敵を作るのか?

さて、本日のテーマについてです。
これまでの放送では主に、アスリートや監督やチームについて取り上げてきましたが、スポーツとビジネスは切り離せないということで、代理人に注目したいと思います。

そのなかでも、”敏腕ではあるが、アクが強く小太りで見た目はマフィアっぽい風貌の海外サッカーの代理人ミノ・ライオラ氏”について取り上げます。

ライオラ氏ですが、
・元スウェーデン代表のイブラヒモビッチ選手
・フランス代表のポール・ポグバ選手
等を顧客に持ち、
チームではイングランドのマンチェスター・ユナイテッド、イタリアのミランやユベントス、オランダのアヤックスと言ったチームと繋がりが強いです。

さて、このライオラ氏
・目的のためには手段を選ばないためビッグクラブの上層部に度々嫌われていますが、
・一流アスリートからの契約も多く、ビッグクラブの移籍を成立させて
欧州トップクラスの代理人に上り詰めています。

今日はこのダークヒーローとも言えるライオラがなぜ成果を出し続けているのか、そして戦うフィールドについて考えていきます。

このnoteはVoicyの過去の放送の一部を文字に起こしたものです。

代理人ライオラの経歴とこれまでの成果 イブラ、ポグバ、ホーラン後等

まず、簡単にライオラ氏について。
・1967年生まれの53歳。
・イタリアで生まれ、1歳の時に家族とともにオランダに移住。
・両親はそこでイタリア料理店を開業しますが、両親のビジネスを引継ぎ、そこで儲けた資金で不動産事業を起こしました。

また、ライオラ自身もオランダの地元サッカーチームに所属していましたが、18歳の時に引退。
そこから、育成部門のテクニカルディレクター、スポーツディレクターを経て、1986年に会社を設立、サッカーの代理人業務に関わります。

20歳に満たない年齢で、代理人としてキャリアをスタートしており、商才に優れている人なのかなというのが伺えますね。

そして、彼のスタイルについてです。
こちらはサッカーダイジェストの引用となります。

10代の才能溢れるタレントにいち早く目を付け、
・移籍を通じてそのキャリアをステップアップさせながら、自らも巨額のコミッションを稼ぎ出す剛腕が大きな特徴。
顧客と自分のためならクラブと対立することも辞さないタイプで、イブラヒモビッチにはじまり、マリオ・バロテッリ、ポール・ポグバ、ジャンルイジ・ドンナルンマと、クラブに揺さぶりをかけて好条件の契約を引き出したケースは枚挙に暇がない。
2019年夏はマタイス・デリフトをユベントス、2020年1月はアーリング・ハーランドをドルトムントに移籍させた通り、まだ伸びしろを残した若きビッグタレントを2番手グループのビッグクラブに2~3年、低めの契約解除金を設定して「パーキング」させ、スーパーメガクラブに転売する余地を残す――。そんなスキームを使うケースが近年は目立っている。

このように、
・才能にあふれる若手と関係値を築く
・ビッグクラブの手前のクラブでのステップアップをさせる
・最終的には莫大な移籍金を稼ぐ
というスタイルのようです。

そして、マネジメント契約している選手たちの市場価値は、フットボールトライブの記事によると、なんと680億円を超えるようです。

そして、いまや優勝請負人にまで成長した、元スウェーデン代表のイブラヒモビッチは自伝の中で、ライオラをこのように、評していました。
「俺を最強にしたのはあのマフィアみたいにしつこいデブだ」と愛情を込めて語っている。

このように
・手段を辞さない
・選手にとってはクラブチームと揉めたくない
・でも言いたいことを言ってくれる
・時には喧嘩をしてくれる
から、才能ある選手からの契約が後を絶たないないんだろうなと思います。

その具体的な喧嘩エピソードや詳細や続きを知りたい方は下記からアクセスください。
放送では、プレミアリーグトークショーの「ライオラvsマンチェスターU 〜敏腕代理人とメガクラブの仁義なき戦い〜 (feat. ポグバ)」を中心に掘り下げます。

そして、このエピソードから敵は多いが、徹底的なアスリートファースト、誰に価値を提供しているかを考えることの重要性について考察しました。

また、放送で紹介したYouTubeチャンネル プレミアリーグトークショーのライオラ回はこちらです。

このnoteはVoicyの過去の放送の一部を文字に起こしたものです。
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