羽生結弦選手等 一流アスリートから学ぶ来年の目標設定の方法
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羽生結弦選手等 一流アスリートから学ぶ来年の目標設定の方法

仕事に役立つスポーツの深イイ話

今年の年末は忘年会が少ない静かな年末。

こんな時こそ一年を振り返り来年への準備をする時期!
今日は目標設定にしたいと思います。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。

元ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディジョーンズ氏の絶妙な目標設定のレベル感とは

2021年の目標設定その1「実現可能な目標ですか?」

ラグビー日本代表の元ヘッドコーチ エディー・ジョーンズ氏のエピソードを思い出しました。
エディージョーンズ氏は現在イングランド代表の指揮官ですが、日本代表ヘッドコーチとしては2015年のワールドカップでは南アフリカを破る大金星をあげましたね。

当時のエディージョーンズヘッドコーチの日本代表チームに対する”目標設定は絶妙だった”と言います。
その時のエディージョーンズ氏の目標設定については、当時の日本代表チームのキープレイヤー五郎丸歩選手のルーティーンを作り上げたとされる代表チームのメンタルコーチ「荒木香織」さんの著書「ラグビー日本代表を変えた心の鍛え方」の著書でもある方ですが、荒木さんのウェブ記事から抜粋します。

エディ・ジャパンがスタートしたとき、エディさんが掲げた目標は「世界のトップ10入り」でした。当時の日本は15位でした。世界の上位8強――南半球のニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、北半球のイングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド、フランス――とそれ以下のチームは正直、力の差があります。

その差を埋めるのは、容易ではない。でも、残りのふたつに入ることは、決して不可能な目標ではありませんでした。

「ちょっとがんばればいける」

そういう目標でした。いきなり「トップ4」を目指すと言われても、選手には現実感がなかったでしょう。でも、「トップ10」ならば、「できるかも」と思ったはずです。

この「ちょっと頑張ればいける」という目標設定レベル。
これが正にエディージョーンズ氏の絶妙と言われるレベル感だったのでしょう。

目標は高いほうがいいということで、とにかく夢に向かって日々努力!たしかにそれも大事です。ドリームゴールとも呼ばれるような長期的な夢というものを持つことは言うまでもなく大事です。

ですが、これはビジネスパーソンにとっての年間計画という目標設定でも同じでしょうか。アナタの上司は納得されるでしょうか。

この年末に来年2021年の目標を立てるというこの局面では、やはり現実的な目標設定ということが、新年を迎えるモチベーションにもつながるのではないでしょうか。

当番組の過去回第1回目の配信ではジェイミージョセフヘッドコーチの選手とのコミュニケーションについて紹介させて頂きましたが、エディージョーンズ氏の場合は絶妙な目標設定で選手の気持ちを動かすのが本当に上手だと思います。

目標設定は具体的にイメージできるものに!

羽生結弦選手の目標の明確なイメージの仕方とは

2021年の目標設定のポイントその2「その目標は具体的にイメージできるものですか?」

多くの一流アスリートの目標設定はかなりクリアなものであることが多い印象です。
有名なのはフィギュアスケートの羽生結弦選手でしょうか。羽生選手の功績についてはもう説明も不要かと思いますが、ソチオリンピックとピョンチャンオリンピックという冬季オリンピックで2大会連続で金メダリストに輝きました。

そして史上初の総合300点を獲得した選手でもあります。
羽生選手は、この300点というスコアを長年目標にしてきたといいます。
というのが
・実は18歳の時既にその目標を定めており、
・しかも300点獲得の演技のためには、一連の演技を細かくブレイクダウンし、
・どのパートを”どの水準にまでいつまでに高めるべきか”
というところまで具体的に目標のイメージ設定ができていたんですね。


具体的な目標達成のイメージをまずもつということは、この番組第13回の「本田圭佑選手・アポロ計画・motoさんに共通の思考術」で取り上げた、アポロ計画に通じるところがあるかもしれません。

月面に既に着地できたその具体的なイメージから逆算して達成のための計画を立てていくというものでした。

そして本田選手ですが、具体的な目標のイメージを強く持つということの例として取り上げられることが多いですね。この本田圭祐選手やイチロー選手の有名なエピソードとしては、小学生時代の作文でもプロでの活躍が示されていました。

タイガーウッズ選手も幼い頃のビデオではプロになる宣言が残っているそうです。
幼い頃の作文となると通常夢のレベルであり前のチャプターでいうところの「ドリームゴール」という長期的な大きな夢だと捉えられそうですが、結果を出す一流のアスリートにとっては、夢が夢ではなく現実的な目標レベルにまで落とし込まれていたと言えそうです。

東大卒Eスポーツアスリートときど選手の目標へのマインドセット

2021年の目標設定のポイントその3「その目標はアナタの信念や価値観と一致していますか?」

これはアナタの設定する目標がアナタの人生にとってそもそも大事なものなのでしょうか。ということを改めて問う機会にしてみるということです。

これは例えば営業目標の設定という場合にでも当てはまりますが、会社や上司がノルマとして与えてくる目標を
・「言われたから取り組む」というレベルなのか
・自分のなりたい姿や人生で達成したい夢と整合性が取れたうえで腹落ちしているのか

という問いにもつながります。

ここでEスポーツの世界から「ときど選手」をご紹介させてください。ときど選手は、格闘ゲーム専門のプロゲーマーいやEスポーツ・アスリートで、東大出身の選手ということで注目を集めていました。

Eスポーツ界の中でも指折りの有名人ということもありいつか取り上げたいと考えていました。ご本人の著書「努力2.0」の中で、スランプに悩んでいた時期のことを語っています。

勝てない時期に自分が本当に目指している「勝利」というもの意味について考えてみたそうで、その結果「自分のプレーを通して格闘ゲームっていいもんだなと伝えたい。勝って注目される必要がある」というプロになることを決意した本当の理由を思い出したそうです。

それまで不調で勝てなかった時期は、とにかく勝つことだけを意識し過ぎるあまりなりふり構わず勝負に挑み続けて周囲が見えなくなっていたそうです。

何故勝ちたいと思っているのかそもそもの意味を思い出してからは、勝つだけではなくプレーで観客を魅了したいと思うようになり、試合に対する姿勢が変わると調子が再び戻ってきたということです。

アナタが達成しようとしている・設定しようとしている目標は、アナタが心から達成したいと思っているものでしょうか。
誰かに言われたり押し付けられたりしているものではないでしょうか。

私もかつてノルマが降ってきて一生懸命追いかけていた時代がありました。1年2年はそれを達成すること自体が目的となりますが、やはりいつか長い人生このままでいいのかと自分に問いかけることになります。

そして心から達成したいと思える正しい目標が設定されていれば、モチベーションにもつながります。

当番組第9回目「中村俊輔選手のサッカーノートから学ぶ継続と習慣化とは?」で紹介させて頂いた「モチベーションで仕事をしない」という行動の実現にもつながってきます。

心からの正しい目標が設定されていれば、あとは日々坦々と続けるだけということになります。

TIPS:目標設定はSMARTで

さて2021年の目標設定のポイントとして、当番組らしくアスリートの目標設定の事例から3つのポイントをご紹介しました。

そして今回は、この時期により具体的に来年の目標を立てたいと考えるアナタに目標設定のテンプレートをご紹介したいと思います。

それは「SMART」スマートというフレームワークです。
有名なのでご存じかもしれませんが、ご存じの方は改めて復習のつもりでご書確認頂ければと思います。

このSMARTフレームワークはSMARTそれぞれの文字が目標設定のポイントの頭文字となっています。ひとつひとつ見ていきましょう。
・S : Specific具体的…目標が具体的に示されていること
・M :Measurable…計測可能。目標の達成具合が数字で測れるものであること
・A :Achievable…達成可能である。ドリームゴールになっていない
・R :Relevant…自身の価値観と一致した目標である
・T : Time-bound…期限がきっちり設定されている

如何でしょうか?

先のチャプターで紹介した一流のアスリートたちの目標設定にはこれらの要素がキッチリ履いていると言えます。彼らは無意識だったのかもしれませんが、、我々がしっかりと意識したい要素ですね。

実は私自身このSMARTモデルでの年間目標には慣れています。

というのが会社の年間目標の設定だからですね。なので少々うんざりしているところがあったのですが、いまさらと思わずに改めてこのモデルをアスリートたちの事例共に眺めてみるとよくできたモデルなのかもしれません。

終わりの挨拶

如何でしたでしょうか?本当にいろいろありましたこの1年の最後の1カ月、スポーツ好きの皆様にとって有意義に過ごせるように番組を更に充実して参ります。

月水金の週三回配信でお届けしますのでどうぞよろしくお願いいたします。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。
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併せて以下のnoteもご確認ください

今回の放送で、例に出した過去の放送回のnoteはこちらです。


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