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(株)voicewareを創業したきっかけ - 前編

会社を起こすと、「何で起業したんですか?」とよく聞かれます。

特に、僕は典型的な起業家の熱量MAXなタイプではないので疑問に思われることもあるのかと思います。

折角、noteを始めたので、voicewareを立ち上げた経緯についてつらつらと書いていきたいと思います。
長くなりそうなので、何回かに分けて連載形式にしていきます。


いざ書くとなるとどこから書くべきか悩みますね。

大学生時代にまで遡るとしますか。

僕は、大学時代は工学部で情報系の学科を専攻していました。
情報系を選んだのも、漠然と「これからはITの時代だろう」と思っていただけで特に思い入れがあったわけではありません。

当時は、もちろん起業したいという想いは全くありません。

それでも、「将来は起業したい」とずっと言っていた友人がいたので、そういう選択肢もあるのだということを知ってはいました。

「いつかは自分もできればいいな」という気持ちは少しはありました。
ただ、「自分には無理だろうな。起業するキャラでもないし。」という考えの方が強かったです。

ちなみに、大学生時代は本当に友達は少なかったですね。
サークルにも所属はしていましたが、ほぼ参加していない幽霊部員みたいな状態でした。
自分からアクションを起こすことが苦手で、誘われないと外出もしませんでした。

いわゆる、「やりたいことが見つからない」状態で日々悶々としていた気がします。
今思うと、やりたいことなんてそんな簡単に見つかるもんじゃないと言えますが。兎に角、いろんなことにチャレンジし続けるしかないんだと思います。

就職もどこに入っても変わらないだろうと考えていたので、全然マジメに活動していませんでしたね。
当時は、リーマンショックの煽りをもろに受けて、就職氷河期と呼ばれていた時代だったので、かなり苦戦した記憶があります。

なんとか独立系SIerに就職し、上京、そしてシステムエンジニア(SE)として働きはじめました。
SEによくあるブラックな会社ではありましたが、良い経験はさせてもらったと思っています。大手の会社ではなかなか経験できないようなポジションも1年目からやらせてもらっていました。

最初の転機が訪れたのは、3年が経過した時ですね。
典型的な、「とりあえず3年」のパターンです。

就職当初から、ずっと同じ会社で働くつもりはなかったので、「そろそろ転職時かなぁ」と考えていた頃に、現在のvoicewareのCFOでもある岩田氏と出逢いました。

彼は、転職のコンサルティングもしており、相談にのってもらった際に、「転職かフリーランスとしての独立を考えているんですよね。」と話すと、
「それなら起業すればいいじゃん!」とあっさり言われたことが、起業を意識するようになった始めのきっかけです。

当時は全然ピンとこなかったし、「この人は何を言ってるんだろう?」くらいにしか思っていませんでした。
しかし、「なんでそんな簡単に言えるんだろう?自分にも可能性はあるのか?」と思い、特にやりたいことがあったわけでもなかったですが、経営の勉強をするようになりました。

とはいえ、いきなり起業とはならなかったので、まずはフリーランスのSEに転向して働き方を変えていくことからがスタートでした。


つづく・・・

株式会社voiceware
代表取締役CEO 田村一起
http://voiceware.co.jp/

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