魂を鷲掴みにされた歌声 part3MewFan meeting
インタビューの記事が意外に長くなってしまい、ゲームについてはここに書くことにしました。
といっても、時間が経ちすぎて、はっきりと全部は憶えていません。
ガルフくんのファンミーティングの時もそうだったんですが、タイのファンミがそういうものなのか、歌とインタビューとゲームがセットになっているのです。
タイのファンの人が喜ぶ構成なのかは知りませんが、正直、インタビューと歌だけでいいかなというのが、個人的な感想です。
バラエティ要素が盛り込まれているのでしょうね。
今回、印象的だったゲームが二つありました。
一つは、5個の容器に入った水のうち、1個、氷が入っているのを当てるというもの。
容器に、N’Mewが手を入れて、その表情の変化から、ファンがどれに氷が入っているか当てていきます。
声を出して「何番ー!!」と当てられないので、会場の拍手の大きさで、これが多分正解だろうと決めていく方法が取られました。
氷水の中に手を入れていく、というだけでも気の毒なのに、拍手の大きさが均衡していたので、何度もさせられて可哀想でした。
俳優はセリフを言うだけではなく、色々な過酷な場所へロケに行ったり、つらい場面をさせられたり、痛い思いをしたり、さまざまな体験を強いられる職業です。氷水などまだまだ序の口かもしれません。
もう一つは、容れ物の中に一つだけ、納豆が入っているのを当てるというもの。納豆に慣れている私でも、容れ物の中の納豆の匂いを嗅ぐのは苦痛でしかありません。
それをなじみのない外国人に体験させるのですから、想像しただけで気の毒でした。
どういうアクションを見せるかなと思ったら、どれも臭いという表情ではなく、どれも平気という表情の方を選んだN'Mew
ちょっと変だなとは感じた一瞬はあったのですが、私の答えは不正解でした。
さすが俳優、たかが納豆うくらいでは動じないのかもしれません。
ゲームを通じて感じたのは、俳優という仕事は、動作とセリフだけでなく、感情というところも、場面や設定など必要に応じ、それに合わせて動かしていくのだということでした。辛いと思えば辛くなるし、痛いと思えばより痛くなる。逆もまた真なりです。感情がちゃんと動いてこそ、それになる、なれるのだと感じました。
今回のMew1st FANMEETING in Japan では、VIP席と一般席の二種類が用意されていて、VIPにはN'Mewから直接、サイン入りのポストカードを受け取れる、さらにグループ写真が撮れるという二つの特典が付いていました。
私は昼夜とも申し込んで、二部とも当選。昼は一般席、夜はVIPが当選し他のですが、なんと、最前列のしかも中央の席。
一応VIP席が当たった時点で、座席表で調べて、二列目の真ん中かなと予測を立てていたのですが、まさか最前列とは思いませんでした。
なぜかガルフくんの時も最前列(端っこでしたが)で、この時は、東京ドームのくじ運がいいのかなと思いましたが、N'Mewもとなると一体どうなってるのという感じで、実際に彼が登場したときには、あまりに近い距離から眺められて、ちょっと震えがきました。
Nan Na
Good day
Missing you
Butter-Fly
Season Of You
そしてアンコールでは
Turn Off The Alarm
を歌ってくれたN’Mewの歌声が
音源そのままだったのです。
何度も日本のアーティストのライブに参加していますが、
その時々で歌い方や、声の調子は違います。
ライブなので、それが当たり前、調子がいい時、悪い時がある
のは承知の上で、臨場感やアーティストを感じられることに満足して帰ってきていました。
それが、N'Mewの歌声がまるで音源で聴いた時と同じで、一瞬、口パク?
と疑ってしまったほどでした。でもちゃんと声も息遣いもマイクを通して聴こえてくる。
歌がうまいとは、最初に聴いたときに思いましたが、まさかここまで上手いとは思いませんでした。
誰かが、俳優で一番上手いと言っていましたが(タイの歌手専門の方を知らないので)、本当にそうだと思いました。
特に高音、ファルセットが巧みです。
地声は低いので、歌も低音が出る人ですが、ファルセットが好きなのか、ほとんどの歌にファルセットで歌う箇所が多くあります。
今回の新曲、Turn Off The Alarm でも、得意の高音を存分に披露しています。SUHOさんという韓国のアーティストとのコラボ曲ですが、声質の相性が抜群で、最初に聴いた時は、一瞬、どちらがどちらかわからないくらい似ていました。
燃え尽き症候群と告白してからの来日。
初めての日本でのステージです。
体調不良の中、最高のコンディションではないはずなのに、これだけの声をが出ること、歌えることに驚愕しながら聴いていました。
ステージ終了後、N'Mewのサイン入りポストカード手渡し会、そして記念グループ写真撮影会がありました。
が、緊張していたのか、あまり憶えていません。
もっと彼の顔を見ておけばよかったなと思います。
先日、ある方とのビデオ通話で、また来て欲しいとの呼びかけに「たぶん、来年もいく」と答えてくれていました。
きっと来てくれることと思います。
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