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【映画鑑賞】オッペンハイマー観ました


オッペンハイマー、観ました。
久しぶりの長め濃いめ映画だったし、正直観ただけじゃ自分に落とし込めないけどでも書きます。

映画館はガラガラ

日曜の夜17時過ぎからの上映開始にも関わらず、
観客は私を含めて10人以下でした。
正直、驚きとちょっとショックな気持ちになりました。映画離れは進んでいるとは知っているものの、ここまでだったとは。
原爆を扱ったテーマだから多くの人が見るべきと少し強めに思ってしまった自分がいます。

時空を歪ませるのが得意な監督

予習ゼロで観に行きましたが、登場人物が多く、時空も行ったり来たりするので余裕があればYouTubeで予習映画を観てから行く時ことをおすすめします。
オッペンハイマー氏の略歴、周辺人物との関係性をぼんやりでも押さえておくと映画中、「この人、何やった人だっけ??」と追うのが楽になります。

オッペンハイマーの追体験

オッペンハイマーは、原爆の生みの親である。
彼は原爆作り出す能力があり、周りの優秀な科学者たちを指揮することにも長けていた。
彼の力は、アメリカにとって必要だった。
核開発を進めているナチスより先に核開発を成功させる必要があり、オッペンハイマー自身に核開発に携わるか否かの選択肢は当時なかったのではないかと感じた。

核の威力を知る科学者達は、原爆の存在=抑止力として利用するのに止めるべきだという声もあったが、実際にはその声が国家に重んじられることはなく、
2発もの原爆が日本の広島・長崎に投下された。投下されてしまった。

原爆投下の大義名分

映画では、早く戦争を終結させ自国の兵士の犠牲を最小限に止めるといういとう目的・意義が描かれれていた。
確かに、原爆投下を受けて日本は壊滅的な被害を受けその後すぐ終戦に向かった。
事実として、アメリカ側の原爆投下の目的・意義は果たせたと言えるだろう。がしかし、原爆の被害はとてつもなく大きく、私たち日本の力を奪った。

誰かの正義は誰かの不正義

原爆について、日本側とアメリカ側の考えが一致することはきっとこの先もないだろう。

原爆という世界的な規模での対立だけではなく、個人単位でもこのような対立・矛盾を含んで存在してるのではないか。

多くの仕事は誰かの困りごとを解決することを目的として成立しているが、
それを実行することにより誰かの悩みの種を生んでいる可能性もある。

矛盾を理解し、権利が及ぶ範囲を想像しておくこと


自分も社会の構成要素の一員として、世の中の矛盾に気づきながら自分が実行していることが外に対してどんな影響をもたらす可能性があるのかを常に把握する。自分の意思決定ができる範囲も知っておく。

大手民間企業に勤めており、長いものに巻かれているからこそ
会社の動向や与えている影響を理解する。会社の方針や与えている価値に違和感を感じたら、そこから離れ勇気も必要だろう。


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