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ものづくりの極意は「知識」を詰め込みすぎないこと

「知りすぎると良いものはできないわよ。どんなジャンルでも、ものづくりの極意は“知識”を詰め込みすぎないこと」(ココ・シャネル)

孤独の流儀(タイトル)


パートナーがいないことに対して“かわいそう”と言われたことがありました。「大丈夫。まだ若いから」とか「いい人いるって」と励まされたことも。いずれにしても言ってくる人(シチュエーション?)には、共通点がありまして。

「ぼくは別に、困ってるなんて言ってない」

いや、こういうとモテてる自慢か?とか言われてしまいそうなので、先に言っておきますけどそういうんじゃなく、何も言ってないのに「パートナーがいなくても平気だって」と“困っていること前提”で話を進められていることが多々あったんです。


“独り者=寂しいはず”という方程式ができちゃってるのかな、多分。

ま、そう見えてしまっても理解はできます。現に寂しさを感じることもありすからね。でも、困っちゃいません。

ずっと前に「人はなぜ期待をするんだろう?」と思い、期待について調べていたことがありましたが、それが今回は「孤独」だった。なので最近はこの“孤独”について調べたり、“孤独”を扱っている書籍を読み漁ってるんです。

“孤独とは何なのか”

って言っても、広辞的なことじゃないですよ。なんでみんな“孤独”をマイナス、ネガティブな意味で捉えがちなんだろうって思いましてね。で、たどり着いたのがこの本。


『孤独であることをひきかえに、人は自由を手に入れる』(ココ・シャネル)

フリーランスになって、1番最初に決めたのは“ワークショップを受けないこと”でした。
誰かに習うのをやめる。映画を見たり、本を読んだり、人と話したりして“自ら学びに行くこと”に時間を使う。勉強意欲がある若者をカモにしたワークショップがいっぱいあって、ワークショップがどれも嫌になっちゃったってものあるんですけどね。

しかし、そのぶん時間ができました。

周りを見れば、「勉強になりましたー!」とSNSへワークショップ感想の投稿をしていたり、習っている施設からオーディションを紹介してもらったご縁でこのお仕事が〜という報告を聞いたり。フリーランスになりたての頃、1番孤独を感じましたね。

ぼくにはそんなの(仲間)はなかったから。ただただ、しんどい営業を続けていただけ。でも、こうも思っていたんです。今からすごく生意気なことを言いますよ。


『ぼくはファッションで喋りの勉強をしてんじゃない。食うために勉強してるんだ』


ぼくにはSNSの投稿のネタ、雑談のテーマとして勉強してるんだろうなーという風に見えていたんです。絶対一緒にされたくない。ぼくはぼくのやり方でやる。これは、4年前くらい前のお話し。


ここ数年。営業をしたり、いろんなところへ顔を出していたりしてできたご縁で、お仕事をいただき始めました。「やっと、やっとだ。やっとちょっとずつ芽が出てきた!」でも、その時期に言われたのは

「いやー、有野さんだからですよ」

ぼくだからなんなんだ。悲観やネガティブな意味ではなく、ぼくには才能もなにもなかったから、人がやりたがらない地道な営業や毎日の読書をしてきた。それだけ。みんながSNSに「勉強になりましたー!いぇーい!」という投稿をしているあいだも。

なんだ、やっぱり結果しか見られていないんだ。ま、そんなもんだよねと拗ねていたとき、尊敬している声優の先輩、幸田夢波さんに「営業についてインタビューさせてください!」とお声がけをいただきました。

結果じゃなく、過程を評価して頂いたのが初めてだったんで、ほんとにほんとに嬉しかったんです。「あ、見てくれる人がいたんだ」って。

それも尊敬する方に。毎日のようにお礼を言いたい気持ちですが、ちょっとやり過ぎな感じもするのでそこそこにしています(笑)


孤独は文字通り独りでいることなんですが、いろんな自分と向き合うことができる時間でもあります。それがオリジナリティに繋がる。個性になる。

他人に依存したり、誰かに期待し続ける生き方は多分しんどいんですよ。自分の幸せは、自分で自給自足する。他人に頼るということは、不幸も他人のせいになるということです。

他人の力を全く借りずにとはいいませんが(無理ですし)孤独にたくさんのことを考えることが‥なんでしょう。何になるんでしょう。結果はまだ、わかりません。みなさん、各々の答えがあるでしょう。ないかもしれません。

“孤独”

これからも向き合うことになる孤独。それがぼくなりの、孤独の流儀。




ナレーター
ありのひろき

幸田夢波さんのオンライン「夢を仕事に帰る場所」

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