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書くも喋るも正解はない!こだわらない勇気を持つ

 みなさん、Voicy(ボイシー)って聞いたことありますか?ラジオ配信アプリなんですけど、僕は毎朝体を起こすためのストレッチをしながら聞いているんです。よく聞いているのはキングコング西野亮廣さんライターいしかわゆきさん、麻生真理さんなど。


 聞いていただくとわかるんですが、お話をしている後ろにBGMが流れているんです。起きてからすぐに聞くので朝のイメージがついてしまいましたが、喋りを邪魔しないような絶妙な音楽なんです。

 主張しすぎず、寂しすぎず。喋りを邪魔しない、上手い盛り上げ役と言いますか。

 僕、こういう喋りができるようになりたいんです。


 自分の喋りを聞いてほしいという正直な下心はあります。ナレーションでもお芝居でも作品を見てほしい気持ちもありますが、声を担当させていただいたからにはやっぱり自分の声も聞いてほしい。

 でも、なんというか、少し矛盾しているような感じなんですが、自分の声だけを聞いてほしいわけではないんです。まずは作品を見てほしい。そして、欲を言えば自分の声に何か感想を持っていただけたら嬉しいという感覚なんです。

 このVoicyのBGMを作っているのが僕だとしたら、まずはVoicyを利用しているパーソナリティさんの喋りを聞いてもらいたい。こんなに面白い人がたくさんいるんだよって伝えたいと思うんです。

 そして、あわよくばそこにプラスで『そういえば、パーソナリティが喋っている時に流れてるBGM』の感想も欲しい。良い、悪いどちらでもいいんです。


 先日、とある朗読の大会に出場させていただいたんですがこんなご感想をTwitterで見かけたんです。

 この“話を邪魔しない朗読”というご感想をいただいたとき、自分の思っていたことが伝わった!と感じすごく嬉しかったんです。

 話の情景、景色は伝えたい。こんなに面白いお話なんだよというのも伝えたい。‥でも、欲を言えば、自分の表現に対して少しでも感想をもらえたなぁ‥という下心。なので、ほんとうにすごくすごく嬉しかったです。


 書くのも喋るのも正解はありません。好みはあると思います。この人の喋りは嫌い、この人の書くのもは面白い。文法がめちゃくちゃでも、論理的でなくても“好き”があると聞け(読め)ちゃうんです。


 今回のご感想も、好き‥とまで図々しく言わなくとも好意的に聞いてくださったんだと思います。噛んだり、緊張で読みがよろけてしまっていてもこのように言ってくださいました。


 毎週、YouTubeに朗読を投稿しているのですが、コメントをいただいたり、ラジオにお便りをいただいたり、DMなどで個人的に感想を言ってくださったり。それもとても嬉しいんです。

 素人は学びの途中(努力)を褒められる。玄人は結果で褒められる。

 先生から言われた言葉です。結果で評価されないから“こんなことをやっていて‥!!”と必死に「やっています」を伝えようとしてしまう。やれていたら結果が出るはずです。結果が出ていないのであれば努力が足りないか、やり方を間違えている。


 自分の声が一人にでも届いているとわかるとすごくすごく嬉しいです。最初に目指していた“テレビ”。

 今度はテレビから自分の声を届けられたらと思います。‥頑張るゾッ!!!!



聲優・ナレーター
 有野優樹(ありのひろき)


noteメンバーシップ『声と喋り研究所』

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